高温多湿の6月こそ、乾燥肌対策が大切です


お肌が粉を吹いたようにカサカサしたり、かゆくなったり、つっぱったりするのは空気が乾燥する秋や冬に多い肌トラブルです。

逆に梅雨のジトジトとした時季や暑い真夏は、汗でお肌がしっとりとしているので一年の間でもお肌の乾燥を心配しなくてもよい時季、と多くの人が思っているでしょう。しかしそれは大きな勘違いなのです。

6月の梅雨の時期は湿度が高く、蒸し暑いので意外に汗をかきます。汗が蒸発するときは、お肌の水分も一緒に蒸発してしまうため、お肌が乾燥しやすくなります。

ジメジメ蒸し暑い梅雨の頃には、オフィス・ショップ・通勤電車・バス内に冷房が入っています。この冷房の送風に当たると、お肌の水分が奪われてしまい肌表面の保湿機能が低下し乾燥肌を招きます。

毎日がジメジメとした6月はお肌のべたつきが気になります。あぶらとり紙を頻繁に使用したり、何度も洗顔行ったり、保湿ケアも手を抜きがちです。

それら間違ったスキンケアが乾燥肌をさらに招いているのです。6月の梅雨の時季でもスキンケアを怠るとあっという間に乾燥肌になってしまいます。

今回は6月の乾燥肌対策を紹介します。

6月の乾燥肌を防ぐスキンケア

そもそも乾燥肌とはどういった状態をいうのでしょうか。

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層で成り立っています。もっとも上層の表皮は4つの層に分かれていて、もっとも表面にあるのが角質層です。

角質層は水分を保持する働き、外部からの異物混入を防ぐ働きなどがある大切な組織です。また角質層の水分量と皮脂量のバランスによって、人の肌質が決められるのです。

角質層には約20〜30%の水分があるのが健康なお肌といわれています。その正常な水分量を下回ると、乾燥肌になるのです。

角質層の水分量が低下する原因は、角質層内にある細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)、汗と皮脂が混ざりあった皮脂膜によるお肌のバリア機能が低下したことによるものです。

バリア機能の低下は、加齢・間違ったスキンケア・紫外線のダメージ・生活習慣などが挙げられます。6月にお肌が乾燥する原因について詳しくみていきましょう。

6月にお肌が乾燥する原因とは?


6月は梅雨時季なので、湿度が70%以上というジメジメとした毎日です。空気が乾燥しているわけでもないのに、なぜお肌が乾燥してしまうのでしょう。

1.紫外線によるダメージ
一年で、紫外線のピークは夏の間です。6月は雨の日が多く、天気のよい日よりも紫外線の量は少ないのですが、それでも紫外線はしっかりと地上に降り注いでいます。

紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。UV-Aは生活紫外線とも呼ばれており、長期的に浴び続けると皮膚の真皮まで届き、真皮内にある線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンなどにダメージを与えます。

すると真皮のハリの衰えにつながり、シワ・ほうれい線・たるみなどお肌の老化の原因になります。

UV-Bは強いエネルギーを持ち、皮膚の表皮に大きなダメージを与えお肌のバリア機能を低下させます。また皮膚自身が紫外線から守ろうと、皮脂を過剰に分泌させてしまいます。

その結果として乾燥肌を招いてしまうのです。

2.梅雨時季の汗
6月は真夏ほど気温が高いわけではありませんが、湿度の高いジメッとした空気のせいで、全身に汗をかくことが多くなります。汗は、皮脂と混ざり合って皮脂膜をつくる大切な保湿成分です。

しかし適度な量以上に汗をかき続けると、汗の蒸発と同時に体内の水分、天然保湿因子、皮脂なども一緒に奪われてしまい、お肌の乾燥を招きます。汗はこまめに拭き取ることが大切です。

3.間違ったスキンケア
湿度の高い6月は、汗や皮脂でお肌のべたつきが気になります。洗顔は1日2回が理想ですが、スッキリさせたいあまり、1日に何度も洗顔をしている人も多いでしょう。

クレンジング料や洗顔料は、洗浄力の強い成分が入ったものもあります。そうした洗顔料を頻繁に使って洗顔をするとお肌に必要な皮脂や角質までも奪い、乾燥肌を招く原因になります。

また洗顔後の保湿ケアで、清涼感のあるスキンケアのやり過ぎも要注意です。また皮脂の除去や毛穴を引き締める、拭き取り化粧水や収れん化粧水などの使い過ぎも乾燥肌の原因になります。

4.エアコンの送風
ジメッとした梅雨の時期こそ、エアコンがきいた部屋で快適に過ごしたいものです。しかしベタついたお肌のこの時季だからこそ、エアコンが原因による乾燥状態に気づきにくいものです。

エアコンは室内の熱を取るのと同時に、室内の除湿も行っています。そのため長時間エアコンを稼働させていると室内は乾燥します。

またエアコンの冷風に当たり続けると、お肌の角質層のバリア機能が低下して水分が蒸発してしまいます。エアコンだけでなく扇風機の風をお肌に直接当て続けるのも乾燥肌になる原因です。

6月の乾燥肌の予防と対策

6月の乾燥肌の予防と対策をご紹介します。

1.スキンケア
お肌の乾燥を改善、防ぐためには毎日のスキンケアがとても重要です。まず見直したいのは、毎日使うクレンジング剤と洗顔料です。

クレンジング剤には、メイクの油分を落とす合成界面活性剤が配合されています。配合量が多いほど洗浄力は高いのですが、お肌に大きな負担をかけるため毎日使いのクレンジング剤としては向いていません。

手早くメイクを落とせるオイルタイプや、手軽なシートタイプは合成界面活性剤が多量に配合されています。逆に配合量が少ないのは、クリームタイプやミルクタイプです。

乾燥肌でも安心して使えるのでおすすめです。

洗顔料は、合成界面活性剤が配合されていないものを選びましょう。
その点で天然成分由来の固形の石けんはお肌を優しく洗い上げ、どのような肌質でも安心して使えるのでおすすめです。

クレンジング、洗顔いずれも、ゴシゴシこすり洗いをするのはNGです。摩擦によってお肌を傷つけてしまいます。

洗顔料はたっぷりと泡立てて、泡に汚れを吸着させるようなイメージで優しく洗います。

クレンジング、洗顔時の洗い流す際の水温は、30〜35度のぬるま湯がよいでしょう。適度な皮脂を残しながら洗い流してくれます。

高温ではお肌に必要な皮脂まで流されてしまうので気をつけましょう。

洗顔後は1分以内に保湿ケアを行い、水分の蒸発を防ぎます。化粧水・美容液・乳液・クリームの順にお手入れを行います。

ベタベタするからとこの時季に保湿ケアを怠ると、あっという間に乾燥肌を招きます。

化粧品は、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどの成分が含まれたものがよいでしょう。これら保湿成分が角質層を潤い、お肌の中から乾燥を予防、改善します。

お肌がベタつくからといって、アルコール濃度の高い収れん化粧水を使い過ぎるのはよくありません。乾燥肌の原因になるので気をつけましょう。

2.紫外線対策
一年の中でも6月は紫外線の量がピークになる時季です。紫外線を浴びることは、乾燥肌はもちろん、シミやシワ、ほうれい線などお肌の老化を招くことにもつながります。

海やプール、キャンプや屋外スポーツなどアウトドアを楽しむ時だけでなく、ショッピングや近所のウォーキングなど日頃から紫外線対策をするようおすすめします。

紫外線対策には、日焼け止めを小まめに塗ることが大切です。汗で流れてしまったり、時間が経つと劣化してしまったりするため、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。

日焼け止めの選び方のポイントは、

・買い物などの外出、日常生活 FPS10〜20、PA+〜PA++
・屋外の運動、レジャーなど FPS20〜30、PA++〜PA+++
・マリンスポーツなど炎天下でのスポーツ FPS30〜50+、PA++〜PA++++
・敏感肌の人が紫外線の多い場所へ行くとき FPS40〜50+、PA++++

屋外でスポーツやレジャーを楽しんだ日は、紫外線のアフターケアとして、保湿ケアやビタミンA・C・Eをしっかりと補いましょう。

紫外線のアフターケアには、
・アスコルビルリン酸ナトリウム
・リン酸アスコルビルマグネシウム
・高浸透型ビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)
・ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウム

などが配合された化粧品がおすすめです。いつも以上に丁寧にお手入れをするようにしましょう。

6月に気をつけたいインナードライ


6月の梅雨時季に気をつけたいのが、乾燥肌の中でもインナードライです。インナードライとは、見た目は皮脂でテカテカしているのに、お肌の内側は乾燥している状態のことです。

この原因は、お肌の水分量が低下しているため、皮膚がこれ以上の水分蒸発を防ごうと皮脂を大量に分泌しているからです。インナードライとも知らずに、皮脂を取り除く間違ったスキンケアをし続けていると、さらに肌はトラブルを引き起こしてしまいます。

インナードライを判断するお肌の状態を挙げてみましょう。

・皮脂が多くテカリやベタつきがあるのに、お肌がつっぱる
・毛穴の黒ずみ、開きが気になる
・お肌が乾燥しているのに、ニキビが出る
・吹き出物ができやすい

インナードライの改善には、基本的に皮脂を取り過ぎないスキンケアです。たとえばあぶらとり紙やティッシュを使って皮脂を拭き取らない、洗顔のやり過ぎやゴシゴシとこすり洗いもNGです。

毎日使う洗顔料は、お肌の保湿機能を低下させる合成界面活性剤が入っていない、お肌に優しいものを使いましょう。洗顔後の保湿ケアをしっかり行うことで、インナードライ肌を改善・予防できるでしょう。

(まとめ)6月だからこそ、お肌のお手入れを念入りに行いましょう

1.6月にお肌が乾燥する原因とは?
2.6月の乾燥肌の予防と対策

空気が乾燥していない梅雨時季のお肌の乾燥は見落としがちです。
紫外線によるダメージ、汗をかくことで失われるお肌の水分、べた付きベタつき解消による洗顔のし過ぎ、エアコンの風などによって乾燥肌を招きます。

乾燥肌の予防や改善策の基本は、正しいスキンケアです。毎日の積み重ねで健康的で美しいお肌を取り戻すことができます。