正しい洗顔と保湿ケアを行えば、乾燥肌は日ごとに改善できます


カサついたお肌は空気が乾燥している冬や秋だけのトラブルではありません。夏の強い紫外線や、エアコンがきいた室内で長時間過ごすことでも、お肌はひどい乾燥を引き起こします。

乾燥肌は朝のお化粧のノリが悪い、粉が吹いたような見た目が悪いといった問題だけではありません。乾燥肌を放っておくと、シミやくすみ、シワやほうれい線などといったお肌の老化を早める原因にもなってしまいます。

乾燥肌からお肌の老化を進行させないためにも、お肌を乾燥させないように日々のお手入れをしっかりと行うことがとても大切です。

お風呂上がりのスキンケアで、カサカサのお肌に気づいた時、明日の朝までになんとかしたい、と多くの人は願うでしょう。

乾燥肌を翌日までに治すためには、正しい洗顔と乾燥肌をしっかりと保湿するケアを行うことです。それだけでも、お肌の表面はしっとりと落ち着いた状態になるでしょう。

たった1回の乾燥肌対策では、その状態を長くキープすることは不可能です。乾燥肌はしっかりと毎日お手入れをしてあげなければ、すぐにまた乾燥してしまいます。

今回は、乾燥肌を治すための対策を紹介します。

乾燥肌を1日で治すスキンケア

お肌はカサカサしている日もあれば、しっとりとして調子のよい日もあります。どうしてお肌は一定の状態ではいられないのでしょうか。

健康なお肌とは、表皮のもっとも上層にある角質層に約20〜30%の水分がある状態だといわれています。角質層は水分を保持する役割があるほか、外部からの異物の混入を防ぐ働きなどを持っています。

この角質層の水分量が20%を下回ると、お肌は粉をふいたようにカサカサになったり、かゆくなったりする、いわゆる乾燥肌になります。乾燥肌になると、角質層内の細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)、汗と皮脂が混ざり合った皮脂膜によるお肌のバリア機能が低下してしまいます。

お肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなります。そうすると、シミ・シワ・たるみなどお肌の老化を引き起こす原因につながるのです。

乾燥肌になる原因とは


乾燥肌は、もちろん空気の乾燥が原因で起こりますが、それだけではありません。加齢・間違ったスキンケア・生活習慣・紫外線などさまざまな原因が重なって起こるお肌のトラブルです。

乾燥肌になる原因をみていきましょう。

1.間違ったクレンジング・洗顔方法

「毛穴に詰まった汚れをしっかりと除去したい」という理由で、ゴシゴシこすり洗いをしていませんか。ベトベトした皮脂や汗を流したいからと1日に何度も洗顔をしていませんか。

こうした洗顔は乾燥肌を招く大きな原因です。

洗い過ぎや、力を入れたこすり洗いは、キレイになるどころかお肌に刺激を与えてしまう行為です。お肌に必要な皮脂までも流してしまい、乾燥肌や肌荒れ、毛穴の開きや黒ずみなどさまざまなトラブルを引き起こすのです。

毎日使うクレンジング料や洗顔料は、お肌にあったものを使っていますか。お肌が乾燥、敏感になっている状態で洗浄力の強いタイプを使い続けていると、さらにお肌の状態は悪化してしまいます。

2.間違った保湿ケア

洗顔後は、お肌の水分が最も蒸発しやすい状態です。そのため洗顔後は時間をあけずにすぐに保湿ケアを行うことが大切です。

保湿ケアで使用する化粧品選びも重要なポイントです。
乾燥肌の人が清涼感のある化粧水や、皮脂の除去や毛穴を引き締める拭き取り化粧水や収れん化粧水などを使っていては保湿ケアにはなりません。

乾燥肌をケアするための美容成分が配合されたものを意識して使うことで、健康なお肌を取り戻すことができるのです。

3.エアコン

オフィスや通勤電車内、スーパーマーケットなど夏はエアコンがきいた快適な空間で過ごす機会が多くなっています。エアコンは室内の熱を取るのと同時に除湿も行っているため、空気が乾燥します。

またエアコンの風に当たると、お肌の角質層のバリア機能が低下して水分が蒸発してしまいます。扇風機も同様に、お肌に冷風を当て続けていると乾燥肌を引き起こす原因になります。

4.紫外線によるダメージ
紫外線を長年浴び続けると、皮膚の真皮内にある線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンなどがダメージを受けてしまい、シワ・ほうれい線・たるみなどお肌の老化の原因になります。

また皮膚が紫外線から身を守ろうとして、皮脂を過剰に分泌させてしまいます。その結果として乾燥肌を招いてしまうのです。

紫外線は一年を通して降り注いでいます。紫外線対策をしっかり行うことで乾燥肌にならない健康なお肌を取り戻すことができるでしょう。

乾燥肌を1日で治す方法

乾燥肌に気づいたときには、正しい洗顔方法と保湿ケアを行うことで、翌日にはしっとりとした落ち着いた状態になっています。しかしすぐにまた乾燥してしまいます。

乾燥しない健康的なお肌を持続させるためには、正しい洗顔方法と保湿ケアで毎日丁寧にお手入れを続けることです。これまでのスキンケアを見直して今日から実践してみましょう。

1.クレンジング料と洗顔料の見直し
ほとんどのクレンジング料には、メイクの油分を落とすための合成界面活性剤が配合されています。油と水を混ぜるために必要な物質なのですが、お肌への負担はとても大きいです。

オイルタイプやシートタイプは、手早くメイクを落とせる人気のクレンジング料ですが、合成界面活性剤の配合量はとても多く、お肌へのダメージもかなり大きいです。毎日使っていては乾燥肌になるでしょう。

逆に合成界面活性剤の配合量が少ないのは、クリームタイプです。乾燥肌はもちろん敏感肌も安心して毎日使えます。

クレンジング力が物足りない場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを使うのがおすすめです。

洗顔料も同じく、合成界面活性剤の配合量が少ないもの、もしくは全く配合されていないタイプを選びましょう。その他、合成着色料・香料・アルコール・防腐剤などが入っていない洗顔料は安心して毎日使えます。

2.正しいクレンジングと洗顔方法

次に正しいクレンジングと洗顔方法を紹介します。

(1)洗浄した清潔な手に、クリームクレンジングを取り、体温で温めます。

(2)乾いた顔にクレンジング料を載せて、指をクルクルと回しながらメイクとなじませていきます。クルクルと回していると指がフッと軽くなるのを感じたら、ぬるま湯で流します。

(3)流す時はお肌をこすらずにお湯を押し当てるように優しく丁寧にすすぎます。

(4)メイクがしっかりとオフできたら、洗顔をしていきます。洗顔料はどのようなタイプのものでも、たっぷりと泡立てます。

泡立て用のネットを使うと簡単にたっぷりの泡をつくることができます。

(5)たっぷりの泡を皮脂の多い額、鼻周りなどのTゾーンから載せて洗っていきます。次にフェイスライン、最後に皮膚の薄い目元、口元にたっぷりの泡を載せて洗います。

洗う際のコツは、たっぷりの泡に汚れを吸着させるイメージで、泡をお肌の上でなでるようにしながら洗うことです。ゴシゴシとこすっても汚れは落とせません。

お肌が傷つき、乾燥肌を招く原因になります。

(6)ぬるま湯でしっかりとすすぎます。髪の生え際、フェイスラインはすすぎ残しが多い部分です。

意識しながらすすぎましょう。

(7)柔らかい清潔なタオルで、水分を押さえるように優しく拭きます。お肌をゴシゴシとこすると摩擦が生じ、お肌のダメージになります。

丁寧に優しく水分を拭くようにしましょう。

3.正しい保湿ケア
洗顔後はすぐに保湿ケアを行いましょう。1日で乾燥肌を治したいときには、とくに保湿ケアを念入りに行う必要があります。

乾燥肌を治すためのオススメの化粧品は、保湿成分のヒアルロン酸、コラーゲン、ヒト型セラミド、プラセンタなどが配合された物を選ぶとよいでしょう。角質層を潤い、キメの整った健康的なお肌に改善します。

さらに化粧品を選ぶ際には、アルコール不使用・パラペン不使用・無着色・無香料のものがお肌に負担が少なく、安心して毎日使用することができます。

保湿ケアの手順は、化粧水・美容液・乳液・クリームが一般的です。夏はとくに皮脂や汗でベタつくからといって、乳液やクリームを少量で済ませてしまうのは乾燥肌の原因になります。

保湿ケアのコツは、化粧水と乳液やクリームをお肌全体にムラなく広げることです。手でつける際は、パチパチとたたかずに、お肌を手でおおうように優しく奥まで美容液を浸透させていきます。

コットンを使う際は、たっぷりの化粧水または乳液を含ませて、激しくパッティングせずに、ゆっくりと丁寧になじませていきましょう。コットンは、入り組んだ部分まで届けることができるおすすめのアイテムです。

紫外線対策をして乾燥肌を予防しよう


紫外線は乾燥肌の原因になることはもちろん、シミ・シワ・ほうれい線などお肌の老化を招くことにもつながります。健康的なお肌をキープするためには、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。

紫外線は一年中降り注いでいます。曇りの日でも、室内にいるときでも紫外線はお肌に届いています。

紫外線からお肌を守るためにもっとも手軽な方法は、日焼け止めを小まめに塗ることです。日焼け止めは汗で流れやすく、また時間が経つと劣化してしまうため、2〜3時間おきに塗り直しましょう。

日焼け止めにはさまざまなタイプがあります。その日の活動パターンで日焼け止めを選ぶことで、紫外線からしっかりとお肌を守ることができます。

日焼け止めの選び方を説明します。
1.買い物などの外出・日常生活 FPS10〜20、PA+〜PA++
2.屋外の運動・レジャーなど FPS20〜30、PA++〜PA+++
3.マリンスポーツなど炎天下でのスポーツ FPS30〜50+、PA++〜PA++++
4.肌が弱い人が紫外線の強い場所に行くとき FPS40〜50+、PA++++

ファンデーションや下地クリームにも、UV(紫外線)カット化粧品があります。それらを使い、しっかりと紫外線対策を行うことで健康的なお肌を取り戻すことができるでしょう。

(まとめ)乾燥肌を1日で治すケアを続けることで、美肌を取り戻しましょう

1.乾燥肌になる原因とは
2.乾燥肌を1日で治すスキンケア
3.紫外線対策で乾燥肌を予防する

乾燥肌は、正しい洗顔方法と保湿ケアを行うことで、1日で多少は改善します。しかしまたすぐにカサカサ肌になってしまうでしょう。

健康的なお肌をキープするためにも、日頃から正しいスキンケアを行うことが大切です。ここで紹介したことを今日から実践して、美しいお肌を取り戻しましょう。