ボツボツ黒ずみ毛穴の改善には、良質な睡眠がカギです


「しっかりスキンケアをしているのに、毛穴の黒ずみが全然キレイにならない」
「評判の化粧品を試してみても、黒ずみ毛穴が目立つばかりでガッカリ」

なかなか解決できない毛穴トラブルには困ってしまいますね。

毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった余分な脂質や古い角質が酸化したものです。

特別な毛穴ケアを施さなくても、毎日の正しいクレンジングと洗顔・保湿ケアをきっちりと行うことで徐々に改善されていくものです。

しかしいくらお手入れしても毛穴の黒ずみが解消されないという人は、もしかすると、寝不足なのではないでしょうか?

寝不足と毛穴の黒ずみは、一見、無関係のように思います。

しかし睡眠不足はお肌の大敵、とよく言われるように、毛穴トラブルと睡眠はとても深く関係しているのです。

そもそも毛穴レスの美しいお肌を維持するためには、古い角質を上へ押し上げ、新しいお肌へと生まれかわる新陳代謝が活発に行われていなければなりません。

その新陳代謝を活性化させるためには、睡眠中に大量に分泌される成長ホルモンが必要不可欠なのです。

今回は、毛穴レスの美肌づくりと睡眠の深い関係について説明していきます。

寝不足は黒ずみ毛穴をさらに悪化させる!


お肌が新しく生まれ変わる作業は、寝ている時に行われます。

人が起きて活動している間は、栄養を運ぶ血液が脳に集中してしまうため、お肌には十分な栄養が行き届きにくいとされています。

もっともお肌に栄養が満たされるのは睡眠中です。
寝不足や、睡眠の質が低いことが原因で、お肌の老化や毛穴トラブルが発生するともいわれています。

また睡眠中には美肌づくりに重要な「成長ホルモン」がたくさん分泌されます。

そうしたことも関係してか、睡眠時間は最低でも6時間は必要とか、午後10時から深夜2時までのゴールデンタイムに寝ないとダメなどと、いろいろと良質な快眠術がささやかれていますね。

それらの情報は本当に正しいのでしょうか?
質のよい睡眠、美容と健康に最適な睡眠時間などを説明していきましょう。

美肌づくりには成長ホルモンが不可欠

寝不足が毛穴やお肌に悪影響をおよぼすその理由は、ホルモンバランスが関係しています。

健康で美しいお肌を維持するためには、お肌の新陳代謝が正常に働いている必要があります。

そのためには、睡眠中にたくさん分泌される成長ホルモンが重要なのです。

成長ホルモンは、骨や筋肉の成長を促すホルモンとして知られていますが、もう一つ、代謝をコントロールする働きがあります。

そのため寝不足になるとお肌の新陳代謝が乱れ、毛穴やお肌にも大きく影響してくるのです。

またお肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成に関わる女性ホルモンが加齢とともに減少していくと、シワやたるみなどが現れ、お肌の老化を招きます。

しかし大量の成長ホルモンが、この女性ホルモンの分泌をも促します。

寝不足になると、こうした美肌づくりに必要不可欠な成長ホルモンや女性ホルモンが減ってしまい、毛穴が目立つお肌になってしまうのです。

成長ホルモンが大量に分泌される時間

毛穴レスの美肌づくりに必要不可欠の成長ホルモンは、睡眠中に約70%が分泌されるといわれています。

では成長ホルモンがもっとも多く分泌されるのは睡眠中のどのあたりなのでしょう。

睡眠は、深い睡眠のノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠が、約90分ごとに繰り返されています。

脳は眠りについてからの3時間で、ほぼ休息できるといわれていますが、成長ホルモンがもっとも分泌されるのも同じように最初の3時間です。

よく、「美肌のゴールデンタイムは午後10時から深夜2時まで」といわれます。

ですから成長ホルモンの分泌を促すためにはこの時間帯に就寝しなければいけない、と思っている人も多いことでしょう。

しかし実は、この時間帯に眠ることが重要なのではなく「最初のノンレム睡眠の時にどれだけ熟睡できたか」が美肌つくりには大切なことだったのです。

また睡眠時間も、長ければよいというものではありません。
成長ホルモンが大量に分泌される眠り始めの約3時間が、睡眠の質を左右する重要なポイントになってくるのです。

美肌づくりに必要な睡眠の質を上がるポイント


ぐっすりと眠ると、お肌の水分量、コラーゲンやヒアルロン酸が増加してお肌がキレイになります。

ぐっすり眠れたというのは、朝の目覚めがよく、眠気やだるさがなければぐっすり眠れたといえます。

成長ホルモンが大量に分泌する、質の高い睡眠を取るためのポイントを紹介します。

1.自律神経のバランスを整える
就寝中に活発になる副交感神経と、日中の活動している時に活発になる交感神経のバランスを整えることが質のよい睡眠につながります。

夜になっても交感神経が活発になっていると、寝つきにくくなります。

たとえば旅行の前日はドキドキして寝つけないとか、とても疲れているのになかなか眠れない、などは交感神経が活発になっているためです。

交感神経と副交感神経のバランスはさまざまな環境によって乱れてしまいます。

たとえば仕事疲れや勉強疲れ、育児疲れや精神的ストレス。
その他には光の刺激も自律神経のバランスを乱します。

光の刺激とは、夜遅くまでテレビを見ることや、布団に入ってからスマートフォンを見続けることなどが挙げられます。

それらも睡眠の質を下げてしまう原因です。

日中は交感神経を活発に働かせ、夜は刺激をなくして副交感神経を働かせることが質の高い睡眠を取るために必要なことです。

2.夕食は就寝時刻の3時間前には済ませる
寝る3時間前までには夕食を済ませ、寝る3時間以内は食べるのを控えましょう。

胃の中に食べ物がたくさん残っていると、寝ている間も胃の消化活動が行われて興奮状態になります。

そうするとなかなか寝つけなくなります。
または眠りが浅かったり、翌朝の目覚めがぐったりと疲れていたりと、ぐっすりと眠ることができません。

夕食から就寝時間までの時間が3時間以内と短い場合は、消化のよいものを軽めに摂るようにしましょう。

3.入浴でリラックス
就寝前に、38℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりと浸かります。

身体がじんわりと温まり、心も身体も緊張がほぐれリラックスします。
布団に入ってすぐに眠りに就くことができるでしょう。

高温のお湯は身体が覚醒してしまい、また身体への負担も大きくなります。

4.温かい飲み物で眠気を誘う

眠気は、体温が下がり始めた時に起きるものです。

その原理から、就寝前に温かい飲み物を体内に入いれて内臓から体温を上昇させ、自然な眠気を誘います。

就寝前におすすめの飲み物は、
・胃腸に負担を掛けない白湯
・身体を温める作用のあるショウガ湯
・心地よい香りで心身をリラックスさせるカモミールティー
などです。

避けたい飲み物は、コーヒーや紅茶・緑茶などのカフェインを含むものです。
カフェインには覚醒作用があり深い眠りを妨げてしまいます。

また寝酒はぐっすり眠れると言う人がいますが、アルコールは、一時的に眠りに入りやすくなるだけです。

睡眠自体は浅く、利尿作用もあるため夜トイレに何度も起きることになり、ぐっすりとは眠れないでしょう。

5.夕食時はタンパク質を摂る
夕食はタンパク質中心のメニューにすることで、良質な睡眠に必要なセロトニンの材料となります。

またセロトニンの材料には、体内で作ることのできない必須アミノ酸のトリプトファンがあります。

トリプトファンは、牛乳・乳製品・肉・魚などの良質なタンパク質や、豆・豆製品・バナナ・アボカドなどに多く含まれています。

セロトニンには脳の覚醒系の神経を活発にし、心を穏やかにする作用があります。
そのためトリプトファンを含む食物を朝食に摂ることで、日中はスッキリと目が覚めていて心は落ち着いた状態で過ごすことができます。

6.目覚めたら日差しを浴びる
朝起きたら、カーテンを開けて明るい太陽の光をたっぷりと浴び、身体を起こしましょう。

人の体内時計は、目覚めから15〜16時間後に眠気を感じるようになっています。
朝6時に起床すると、夜22時ごろには体内時計が就寝するようにセットされているのです。

この体内時計が目覚めを感じるには、明るい光を浴びることです。
朝、明るい光で目覚めて体内時計をリセットすることで、夜は寝つきがよくなるのです。

7.適度な運動
日中に適度な運動を行うと、身体の緊張がほぐれ、眠りにつきやすくなり熟睡することもできます。

運動のタイミングは、就寝から3時間前に軽い全身運動を行うとよいでしょう。
ウォーキングなら30分程度から始めて、軽く汗ばむぐらいの運動量を心掛けて行ってみましょう。

ウォーキングに慣れてきたら、早歩きやジョギングなどにも挑戦してみるとよいですね。気持ち良く、ムリなく続けられる程度に行うことが大切です。

また就寝の30分前にヨガやストレッチを取り入れることで、心身ともにリラックスし、質の高い睡眠が期待できます。

その際、深い呼吸をしながら行うと、副交感神経が優位になり自然な眠りに導かれるでしょう。

毛穴の黒ずみを悪化させるNG行為

せっかく質の高い眠りを得られても、日々の間違ったスキンケアや毛穴ケアによりお肌にダメージを与えてしまっていたら、睡眠のよい作用を実感できません。

毛穴の黒ずみを悪化させるNG行為を紹介します。

1.洗浄力の高い洗顔料、クレンジング剤はNGです。

洗浄力が高いけれど界面活性剤が大量に入っているものは、お肌への刺激が強くお肌へのダメージも大です。

クレンジング剤はクリームタイプ、洗顔料は固形の石けんがおすすめです。

2.洗顔のし過ぎはNGです。
1日2回までにしましょう。

洗顔のし過ぎは、お肌に必要な皮脂や角質までも流してしまい、乾燥肌を招いてしまいます。

お肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌を引き起こし、さらに毛穴が悪化することになりかねません。

3.ピンセットや自分の指で、ムリやり毛穴の汚れや黒ずみを取ることはやめましょう。
汚れが取れた毛穴はぽっかりと穴が空き、ますます汚れがたまる一方です。

また毛穴は傷つき大きなダメージとなります。

4.冬だから、曇りだからといって紫外線対策を怠るのはNGです。
紫外線は、お肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。

年間通じて日焼け止めを塗るなど、決して油断しないようにしましょう。

(まとめ)寝不足の習慣を見直して、黒ずみ毛穴を解消!

1.美肌づくりには成長ホルモンが不可欠
2.美肌づくりに必要な睡眠の質を上がるポイント
3.毛穴トラブルを招くNG行為は行わない

黒ずんだ毛穴が目立たない、キレイなお肌は、外からのアプローチだけでは得られません。

質のよい睡眠をとり、成長ホルモンが大量に分泌することで、美肌を取り戻せるのです。

深く良質な睡眠を得るために、今日から生活習慣を見直してみましょう。
キレイなお肌とともに、心も体も健康な状態を目指しましょう。