詰まり毛穴の角栓は、おもにタンパク質でできています


「メイクをするとき、毛穴に詰まった角栓が気になって仕方がない」
「毛穴に汚れが詰まって黒ずんでいるけれど、洗顔料を使ってお湯で洗い流してもなかなか落ちない」
といった悩みを抱えている人はいませんか?

毛穴のトラブルは、年齢以上に老けた印象を周囲に与えてしまいます。できれば毛穴が目立たない、すべすべとした肌になりたいですね。

20代の頃までは、特別なスキンケアをしなくても毛穴トラブルに悩むことはなかったという人も、30代・40代と年齢を重ねるにつれ、毛穴の悩みを抱えることが多いようです。

「いろいろ試行錯誤してもなかなか毛穴の詰まりは改善されない」と、半ばあきらめてしまった人の中には、毛穴に詰まった汚れを皮脂だと思っている人が多いようです。

でも実は、毛穴に詰まっているものは皮脂成分ではなく、おもにタンパク質なのです。ですから毛穴の詰まりが皮脂汚れだと思ってスキンケアを続けても効果が出ないのは当たり前です。

毛穴に詰まった成分の正体であるタンパク質とはどのようなものなのか、タンパク質をどうしたら毛穴から取り除くことができるのか、その秘策を紹介しましょう。

そもそも角栓って何?角栓ができる原因は?


毛穴に詰まる角栓の70%はタンパク質です。毛穴の黒ずみも、タンパク質が酸化して黒ずんだものだとわかりました。

では角栓とはそもそもどのようなもので、角栓ができる原因はどのようなことなのでしょう。
まずは毛穴の詰まりである、角栓についての話から始めましょう。

1.角栓とは、角質と皮脂のまざったもの

角栓とは、古くなった角質と分泌された皮脂が混ざり合ったものです。
角質は日々、新陳代謝を行っています。

しかし新陳代謝の能力を大幅に上回り皮脂が過剰に分泌されることで、角栓ができます。

角栓には、できやすい部位があります。角栓ができやすい部位は、皮脂腺が多く分布しているところです。

一番目立つのは、鼻の頭の部分や小鼻です。「いちご鼻」と呼ばれるように、毛穴の開きや黒ずみが目立ちます。

また皮脂腺は、鼻だけでなく、広く顔全体に分布しています。額や頬なども過剰な皮脂の分泌で毛穴の開きや黒ずみのリスクが高まります。

2.角栓のできる原因のひとつは、ホルモンバランスの崩れ

角栓のできる原因はいくつかあります。ひとつは、ホルモンバランスです。男性ホルモンの分泌が盛んになることによって、皮脂腺の機能そのものが活発になります。

女性でも、ストレス・不規則な生活・不眠などの影響で、男性ホルモンの抑制を担っている卵胞ホルモンの分泌量が減ります。その結果として相対的に男性ホルモンを上昇させます。

また通常、排卵後から月経までの間は、女性ホルモンの黄体ホルモンが皮脂の分泌量が増えます。

しかしストレスや不眠、疲労の蓄積などがあると自律神経の乱れを招き、ホルモンバランスを大きく崩します。

さまざまな理由で男性ホルモンが上昇した結果、皮脂の分泌が活発化します。その結果として毛穴いっぱいに詰まった角栓ができてしまうのです。

3.ほかにもある、角栓のできる原因
ホルモンバランスの崩れ以外にも、角栓のできる原因があります。それは、肌のターンオーバーの遅れです。ターンオーバーとは肌を再生するサイクルのことです。

正常にターンオーバーが行われていれば、古くなった角質は自然に落ちて、皮脂と一緒に排出されます。古い角質がいつまでも毛穴に詰まっていることはありません。

でもターンオーバーに遅れが生じると古くなった角質がはがれることなく停滞し、皮膚の表面に残ってしまいます。

そうした古い角質は次第に毛穴の出口をふさぎ、角質や皮脂が排出しにくくなるという悪循環を生み出します。

30代・40代になると肌の新陳代謝も低下傾向になるので、なおさらです。筋肉のたるみから、毛穴もたるんだり開いたりしやすくなるため、余計に角栓も大きく目立ってしまうのです。

長時間のメイクも角栓の原因です。毛穴をファンデーションなどでふさいでしまうため、毛穴の詰まりを助長させてしまいます。

ゴシゴシと強くこするような洗顔も、皮膚そのものをオイリー肌傾向にしてしまいます。

詰まってしまった角栓は、どうすればいいの?


ホルモンバランスの崩れやターンオーバーの停滞などで詰まってしまった角栓は、どのように対処したらよいのでしょうか。

1.角栓が詰まったら、洗浄と保湿を

「角栓が詰まってしまった」「角栓の頭が黒ずんでしまった」と鏡をみてガッカリしている人でも、あきらめてはいけません。

角栓の詰まりを感じたら、まず皮脂や汚れをしっかりと落として、皮膚の清潔を保つようにしましょう。

洗浄力が強い洗顔剤で皮脂を必要以上に洗い流さないように注意をしながらも、丁寧に泡を立て、その泡で包み込むように優しく洗顔します。洗顔料は、タンパク質分解酵素入りのものや、弱アルカリ性のものを使用します。

グリコール酸・乳酸・フルーツ酸などの成分で古い角質を取り除き、肌の再生を促すピーリング効果のある石けんを週1~2回程度、使用するのもおすすめです。

メイクしている場合には、ファンデーションなどが残らないようクレンジング剤で洗い流します。

洗顔後には化粧水や乳液で保湿します。ターンオーバーを正常化させるためにも、保湿は欠かせません。

ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドといった保湿美容成分が配合された化粧水を選ぶなどの工夫も大切です。

2.スキンケア以外にも注意したいこと

スキンケア以外でも注意したいのは、毎日の食生活です。
スキンケアで肌を外側からケアするのとあわせて、体の内側から、毛穴が詰まりにくい体を作ることが必要です

具体的には脂質の代謝に必要とされるビタミンB2や、皮脂の酸化予防に効果が期待できるビタミンEが豊富に含まれている食品を積極的に摂ることです。

ビタミンB2の豊富な食品は、肉類・卵・牛乳です。またレバーもビタミンB2が豊富な食品です。レバーは鉄分も多く含まれているので、女性に多い貧血の予防にも効果が期待できますね。

ビタミンEが含まれている食品は、大豆・緑黄色野菜・ナッツ類・魚介類です。
小腹が空いたときは、お菓子ではなくナッツ類をつまむなど工夫すれば、過剰な皮脂の分泌につながる脂肪や糖分摂取も抑えられます。

忙しい現代人は食事も不規則になりがちです。でもバランスのよい食生活は、肌のターンオーバーを正常化するのにも役立ちます。

サラダに豆腐を追加したり、ホットミルクを飲んだりするなどの工夫で、ムリせず続けられるようにしましょう。

3.毛穴ケアをする上で厳禁なことってある?
毛穴ケアをする上で絶対にやってはいけないことがあります。
それは、毛穴に詰まった黒ずみを取ろうとして、手で毛穴をつぶしたり、ピンセットなどで角栓を抜いたりすることです。

このような行為は、肌を刺激するためバリア機能が過剰に働き、さらに大量の角質を生み出すことになります。手でつぶすと、肌に傷がついて細菌感染の恐れもありますので、絶対にやめましょう。

またクレンジング剤や洗顔料で、あまりにも長時間洗っていると、角質層にあるセラミドやNMFと呼ばれる天然保湿因子を一緒に洗い流されてしまいます。

肌の天然保湿成分まで洗い流しては、かえって肌の乾燥を招いてしまいます。クレンジングや洗顔はなるべく短時間で済ませるように心掛けてください。

紫外線も肌の機能を低下させる原因となります。
肌を健康に保つことで正常なターンオーバーのサイクルを維持するためにも、紫外線を不用意に浴びることのないように正しい紫外線対策を行いましょう。

詰まり毛穴のタンパク質を取れやすくするマッサージ

毎日のスキンケアやバランスのよい食事を心がけても、なかなか毛穴に詰まったタンパク質である角栓が取れにくい、といった人はいませんか?

それは、肌や毛穴が固くなっているからかもしれません。
とくに加齢により30代以降の肌は、皮膚の弾力性が失われる傾向があります。

自分が思っている以上に、肌が硬直化している可能性も否定できません。

そこで角栓がとれやすい肌をつくるためにご紹介したいのが、角栓ができやすい鼻に注目した毛穴のマッサージです。

手順は簡単で、テレビを見ながらでも、お風呂の湯船につかりながらでもできます。

まず鼻を両脇からはさむようにして両手の指2本をあてます。
そして鼻を左右にゆっくりと動かします。このとき、肌をこすったり、強く動かしたりしないように注意してください。

次に指は鼻をはさんだままで、鼻を上下に動かします。
さらに鼻をやさしく回します。
最後に小鼻を両手でつまみ軽く前方に押し出すようにします。

これを週1~2回程度でかまいませんので、続けてみてください。鼻は顔の中心部にあり、なかなか動かす機会がありません。

少しでも角栓であるタンパク質がとれやすい肌を取り戻せるといいですね。

(まとめ) 角栓詰まりのない、すべすべの素肌を取り戻そう!

1.毛穴に詰まった角栓は、おもにタンパク質が詰まったもの
2.角栓の詰まりは、ホルモンバランスの崩れやターンオーバーの停滞が原因
3.正しい洗顔と保湿、バランスのよい食生活で、角栓のない素肌を目指しましょう

毛穴に詰まった角栓の成分の70%はタンパク質でできており、角栓の黒ずみはタンパク質が酸化したものです。

皮脂汚れとは異なる方法で、タンパク質汚れにあわせたスキンケアを行いましょう。

また角栓の詰まりはホルモンバランスの崩れやターンオーバーの停滞が原因となっており、加齢で固くなった肌はさらに毛穴に角栓を詰まらせます。

正しいスキンケア・十分な栄養・マッサージなどで、角栓が詰まりにくい、キレイな肌をつくっていきましょう。