ほうれい線ができる原因のひとつは、毛穴のたるみです


しばらく会わなかった知り合いや、テレビで久しぶりに見たタレントなどを見て、口元のほうれい線が目立っていて、「あっ、なんだか老けた印象になったな」と思ったことはありませんか?

また鏡や自分が写っている写真を見たとき、濃くなったほうれい線のせいで老け顔になった自分にがっかりしたことはありませんか?

老けた印象を与えるもっとも大きな理由のひとつが、ほうれい線です。

おでこに入る一文字のシワや目じりの細かいシワもありますが、口の周りにしっかりと刻まれたほうれい線は、実際の年齢以上に歳をとった印象を与えてしまいます。

ほうれい線は、30~40代頃になるとだんだん目立ち始めてきます。なるべく早めにケアして、ほうれい線を感じさせないツヤのある肌をキープしたいですね。

そこで注目したいのは、「ほうれい線と加齢などによってたるんだ毛穴との関係」です。
ほうれい線と毛穴との間に、どんな関係があるの?と疑問に思われた方は、ぜひこの先を読み進めていってください。

ほうれい線とたるんだ毛穴の切っても切り離せない関係を詳しく説明していきましょう。

ほうれい線が老け顔を生み出す理由は?


ほうれい線という言葉をよく聞きますが、ほうれい線とは顔の中のどの部分にあるものなのか、正しい場所をご存知ですか?

ほうれい線は漢字ですと、豊麗線・法令線・豊齢線などと書き、小鼻の両脇から唇の両端に深く刻まれた2本の線のことを言います。

英語では、「smile lines」や「laugh lines」と呼ばれていることからもわかるように、普段はほうれい線が見えない人でも、笑うとくっきりと浮き出てくる特徴があります。

ほうれい線が口の周りにできる2本のしわであると思っている人はいませんか?

実は、ほうれい線はしわではありません。ほうれい線は頬の筋肉の境目をあらわす境界線です。よって誰にでもほうれい線はあります。

では老若男女が持っているほうれい線が、どうして30~40代から目立ち始め、老けた印象を与える悪役になってしまうのでしょうか?

ほうれい線が老け顔を作る理由

ほうれい線とは、筋肉の境界線です。
年代を問わず、また性別を問わず、すべての人が持っています。

しかし人によって違いはありますが、早ければ30代のはじめから、ほうれい線の深さがシワのように目立ってきます。

顔に深く刻まれたほうれい線は、生活の疲れや老化現象といったイメージを与えてしまいます。いわゆる「老け顔」になってしまうのです。

ではどうして30代を過ぎるとほうれい線が徐々に目立つようになってしまうのでしょうか。

1.ほうれい線は加齢による筋肉のたるみによるもの

誰にでもあるほうれい線が、一定の年齢になると目立ち始める大きな理由は、加齢によって筋肉がたるむからです。

顔の皮膚がたるむことによって、ほうれい線に沿って皮膚の溝が深くなり、深いシワができてしまいます。

歳を重ねていても、ほうれい線が目立たない人は多くいます。ただ加齢による皮膚のたるみは、自分では気がつかないうちに確実に私たちに忍び寄っています。

そのため鏡や、自分が写った写真を見た時にはじめて、「あっ、ほうれい線がやけに目立つ」と気がつくことが多いようです。

中には、「笑ったあと、いつまでもほうれい線が消えない自分に驚いた」という人もいるようです。

2.筋肉がたるむと毛穴たるむ
ほうれい線ができてしまってから「あっ、私の顔にほうれい線が目立ってきた。」と気がつくのではなく、できればほうれい線が目立つ前に筋肉のたるみを察知して、なんらかの対策を講じたいものです。

では筋肉のたるみ始めは、どうしたらあらかじめ知ることができるのでしょうか。

実は、その答えが毛穴にあるのです。

20代くらいまでの若い肌にも毛穴があります。若い人の毛穴の形は、綺麗に整った円形をしています。

しかし肌の老化が始まる30代くらいから、円形の毛穴がだんだんと縦長になっていきます。

そして縦方向に開いた毛穴は皮膚のたるみと皮脂やよごれのつまりなどで、大きな楕円形の毛穴へと変化していくのです。

3.縦長のたるんだ毛穴を発見したら、要注意!

加齢によるたるんだ毛穴には、縦長の楕円形であるといった特徴のほかに、
・頬を中心に発生している
・こめかみをつり上げるようにポニーテールを結んだときには目立たなくなる
といった特徴があります。

鏡を見て、これらの特徴に当てはまる毛穴を発見したら、要注意です。たるんだ毛穴は、皮膚全体のたるみの象徴です。

そのまま放置していれば、毛穴がつながった帯状毛穴になる可能性もあります。

さらに進行してしまうと皮膚は完全に垂れ下がり、単なる筋肉の境目にあるほうれい線をより濃く、消せないものにしてしまうでしょう。

「ファンデーションが毛穴につまってメイクがしづらい」「毛穴のくぼみで肌がくすんだように見える」といった肌トラブルが起きたら、ほうれい線が目立ってきていないかもあわせてチェックしてみてください。

目立つほうれい線を作らないためのケアは?


目立つほうれい線を作らないようにするためのケアや、万が一、ほうれい線が目立ってきてしまったときのケアにはどのようなものがあるのでしょうか。

1.毎日のスキンケアで目立つほうれい線を予防、改善。
ほうれい線に限ったことではありませんが、やはり毎日のスキンケアを見直すことは肌トラブルの解決の近道になります。

「ちりも積もれば山となる」と昔から言われているように、年齢やそれぞれの抱える肌トラブルに適したスキンケアを積み重ねていけば、肌質や肌トラブルは改善し、より理想に近い素肌を取り戻せるからです。

では目立ったほうれい線を作らないためには、毎日のスキンケアでどのようなことに注意すればよいのでしょうか。

それは、化粧品選びです。
ほうれい線を語る上で、肌の弾力性を高める保湿効果の高い化粧品選びは不可欠です。

保湿効果のある美容成分といえば、その代表格はコラーゲンです。

コラーゲンは、もともと皮膚の中の真皮層に存在している成分です。皮膚のハリを保つ働きがあり、健康で艶やかな皮膚には欠かせない存在です。

コラーゲンは飲んだり食べたり、また肌に塗ったりしても、真皮層まで届くというわけではありません。しかし角質内において、水分を保持する役割を担ってくれるため、保湿効果が期待できます。

またヒアルロン酸やセラミドといった美容成分も、高い保湿力を持っています。化粧水や乳液などの基礎化粧品を選ぶ際には、保湿力に着目した製品を選択するとよいでしょう。

2.体操で顔の筋肉を鍛えよう!

顔の筋肉がたるんでしまうことが原因であるのならば、顔の筋肉を体操で鍛えるというのも効果的です。

ほうれい線の予防だけでなく、二重顎の改善や小顔効果もあるので、ちょっとした時間でトライしてみてください。

その方法はいたって簡単です。

まず口を閉じます。
舌を平行に回す体操を、時計回り、反時計回りに各20回行います。
続いて、大きな口を開けて「あ」「い」「う」「え」「お」の言葉の口の形を、声を出さずに作ります。

このとき、なるべく大きく舌を動かしたり、大きな口を開け行ったりすると効果的です。

かえってシワができてしまうと心配になるかもしれませんが、筋肉は使えば使うほど鍛えられるので、大きな動きを心掛けてください。

3.女性の敵、冷えにも注意を

多くの女性が、手足の冷えに悩まされています。
この冷えは、全身の血行不良を招き、むくみなどの原因にもなります。

栄養が抹消まで行き渡らないばかりか、むくみによって頬のたるみを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

冷えから体を守る、リンパを刺激して血行を促進する、適度な運動やストレッチを積極的に日常生活に取り入れるなど、冷え性対策をすることがほうれい線の予防と改善につながります。

また食事に気をつけることでも体の中から冷え性を改善できるので、非常に有効です。体をあたためる食品には、ショウガ・ネギ・ニンニクなどがあります。

冷たい状態よりも温かくして摂取します。

ほかにも、カボチャ・ゴボウ・ニンジン・ヤマイモなどの野菜類や味噌やしょうゆなどの加工品も体をあたためてくれます。鍋などで食べれば、全身がほかほかになりますね。

反対に、キュウリ・トマト・レタスなどの夏の野菜は、体を冷やしがちです。野菜を食べたいからといって、サラダばかりに頼りすぎると、かえって体を冷やしてしまうことにもなるので注意してください。

たるみ毛穴がサインになるほうれい線の原因は加齢以外にもある?

ちょっとまわりを見回してください。
年齢が進んでもほうれい線が目立たない人がいる一方で、若いうちからほうれい線が目立っている人はいませんか?

このことは、ほうれい線の原因が加齢による皮膚のたるみだけでないことを示しています。加齢以外で、ほうれい線を目立たせてしまう原因も説明しておきましょう。

加齢以外で最初に挙げておきたい原因は、紫外線です。

波長の長い紫外線、UV-Aは、真皮層にまで影響を及ぼします。真皮層で皮膚の弾力を担っているコラーゲン、エラスチンなどの物質を攻撃し、減少させることで、皮膚内部から老化を早めてしまいます。

喫煙・偏った食生活・不規則な生活リズムといったものも、肌を急速に老化させます。

とくに喫煙は、ビタミンCをたくさん消費してしまいます。そのためビタミンCが不足しがちになり、肌の老化を引き起こすのです。

ビタミンや食物繊維、鉄分などをバランスよく摂取しながら規則正しい生活を心がけるとともに、紫外線を避けながら保湿重視の適切なスキンケアを続け、肌の老化を徹底的に防止しましょう。

(まとめ) たるんだ毛穴を見つけたら、ほうれい線注意のサインです

1.ほうれい線はシワではなく、顔の筋肉の境界線のこと
2.楕円形のたるんだ毛穴を見つけたら、ほうれい線に注意
3.肌の保湿・筋肉体操・血行促進・紫外線予防などで、目立つほうれい線を予防・改善しましょう

ほうれい線は誰にでもあります。またほうれい線が目立ち始めるのは年齢には関係ありません。

そして残念なことに、ほうれい線は知らないうちに深く刻まれ、気づいたときには消せないものに進行しています。

頬のあたりにできる縦長にたるんだ毛穴を見つけたら、皮膚の老化が始まっているサインです。

このサインを見逃さず、消えないほうれい線ができる前にしっかりと対策を行いましょう。