皮脂をコントロールするビタミンを摂取して、毛穴レスの美肌を目指す


毛穴の黒ずみが目立ってきたり、毛穴詰まりでお肌がボコボコとしていたり、常に毛穴がポッカリと大きく開きっぱなしだったりと、見た目にも良くない毛穴トラブル。30代になって気になり出す人が多いようです。

ボコボコと目立つ毛穴を毎朝、念入りにファンデーションで隠しても、数時間後には皮脂が浮いてきてお肌はテカテカで、せっかくのメイクも崩れやすく、1日に何度も化粧直しをしているという人もいるでしょう。

「しっかりとスキンケアをしているのに」
「それなりのブランド化粧品を使っているのに」
「毛穴を集中的にケアしているのに」
みなさんそう口をそろえます。しかしそれは外側からのケアですね。

毛穴トラブルの改善、また健康で美しいお肌を取り戻すためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも同時にしていくことがとても大切なのです。

そこで注目したいのが、食生活の見直しです。毛穴が目立つ原因には皮脂の過剰分泌がありますが、油っこい食べ物は控えるだけで、毛穴の詰まりが解消されるのを実感できます。

今回は、お肌の健康に欠かせない栄養素、ビタミンについて紹介していきます。

お肌の健康に欠かせないビタミン


美肌によいビタミンと聞いて、すぐに思い浮かぶのはビタミンCではないでしょうか。食べ物はもちろん、化粧品に配合される美容成分やサプリメント、健康食品などさまざまなシーンで見かけます。

ビタミンは健康に欠かせない栄養素といわれており、全部で13種類あります。エネルギー源や、身体をつくる成分ではありませんが、他の栄養素が活発に働くための潤滑油のような存在がビタミンです。

ビタミンはそれぞれに特性があります。

たとえばオイリー肌でニキビができやすいお肌はビタミンB2とビタミンB6を、肌荒れがひどい人はビタミンB1、皮脂の分泌量が多い人はビタミンCを補えば改善が期待できます。

ビタミンは人の身体の中でつくることができません。そのため食事から摂取する必要があるのです。

ビタミンが不足すれば、お肌だけでなく身体にさまざまな弊害を及ぼします。ビタミンは人が健康に生活するためには、不可欠な栄養素なのです。

ビタミンとは?

ビタミンが不足すると「なんとなくだるい」「お肌が荒れてきた」「食欲がない」など身体の不調が起こります。

さらに不足すると、欠乏症を引き起こします。それほどビタミンは健康な身体を維持するために重要なのです。

ビタミンはエネルギー代謝をサポートし、食物から摂取した炭水化物、タンパク質、脂肪などの栄養素を身体に必要な成分に変える時に作用しています。

全部で13種類あるビタミンはそれぞれに特性があります。

水に溶ける水溶性ビタミンと油脂に溶ける脂溶性ビタミンに大きく分けられます。それぞれの性質から体内への取りこまれ方が異なります。

水溶性ビタミン(ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン・ビタミンC)は、尿などから体外へ排出されやすいため、適量を毎日摂取するのがよいでしょう。

脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)は、油と一緒に取ると吸収がよくなります。また体内に蓄えることができるのです。

次では健康な身体を維持する各ビタミンの特性を説明します。

ビタミンと特性

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの特性と、各ビタミンが多く含まれる食品を紹介していきます。

・水溶性ビタミン
1.ビタミンB1…炭水化物や糖質の代謝に関わっており、エネルギーに変わる時にサポートします。また皮膚や粘膜の健康維持をサポートしています。不足すると疲れやすく、食欲もなくなります。

ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉・ウナギ・タラコ・レバー・豆類・玄米など。

2.ビタミンB2…皮膚や粘膜を保護する働きがあります。糖質・脂質・タンパク質をエネルギーにする代謝に関わっている重要な働きをしています。不足すると口内炎や口の端が切れるなどの症状を引き起こします。

ビタミンB2を多く含む食品は、レバー・納豆・卵・乳製品・葉菜類など。

3.ビタミンB6…皮膚炎を予防することから発見されてビタミンです。タンパク質の代謝に関わっており、また筋肉や血液を生成する時に働いています。皮膚や粘膜の健康維持にも大きく役立っています。

不足すると皮膚の湿しんや口内炎、貧血などを引き起こします。

ビタミンB6を多く含む食品は、マグロ・カツオ・サンマ・イワシ・サケ・バナナなど

4.ビタミンB12…赤血球中のヘモグロビンの生成をサポートします。不足すると悪性の貧血を引き起こす原因となります。

ビタミンB12を多く含む食品は、カキやレバーなど

5.ナイアシン…ビタミンB群に属します。ビタミンB2と同様に、糖質・脂質・タンパク質をエネルギーにする代謝に関わっています。皮膚や粘膜を保護する働きがあります。

ナイアシンを多く含む食品は、魚類・肉類・レバーなど

6.パントテン酸…糖質・脂質・タンパク質の代謝とエネルギー産生・コレステロール・ホルモン・免疫抗体などの合成にも関わっています。皮膚や粘膜の健康維持をサポートしています。

パントテン酸を多く含む食品は、レバー・納豆・鮭・イワシ・肉類・卵など

7.葉酸…ビタミンB群に属します。ビタミンB12とともに赤血球をつくります。妊婦が葉酸を十分に取ることで胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。

葉酸を多く含む食品は、ホウレンソウ・モロヘイヤ・枝豆・ブロッコリー・イチゴなど

8.ビオチン…ビタミンB群に属します。タンパク質や脂質の代謝・皮膚や粘膜の維持・爪や髪の健康に関係しています。不足するとアトピー性皮膚炎や脱毛などの症状を引き起こします。

ビオチンを多く含む食品は、レバー・卵黄・シシャモ・アサリ・キノコ類・ナッツ類など

9.ビタミンC…コラーゲンの生成・皮膚のメラニン色素の生成を抑制・抗酸化作用・鉄分の吸収アップ・ストレスへの抵抗力を高めるなどの働きをします。

ビタミンCを多く含む食品は、イチゴ・ブロッコリー・ホウレンソウ・ピーマン・芋類など

・脂溶性ビタミン
1.ビタミンA…レチノール・レチナール・レチノイン酸の総称。発育の促進・目やお肌の健康の維持・のどや鼻の粘膜に働いて細菌から身体を守る作用などがあります。

ビタミンAを多く含む食品は、レバー・ウナギ・バター・牛乳・マーガリン・チーズ・卵・緑黄色野菜など

2.ビタミンD…食べ物の他、日光浴を行うことで体内でも作り出せるビタミンです。カルシウムの吸収をアップして、丈夫な歯や骨格をつくる働きがあります。

ビタミンDを多く含む食品は、しらす干し・卵・キクラゲ・ホンシメジ・シイタケなど

3.ビタミンE…抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を防いで身体を守る働きを持っています。この作用から老化、生活習慣病の予防になります。

ビタミンEを多く含む食品は、アーモンドなどのナッツ類・ウナギ・タラコ・魚介類・アボカド・カボチャなど

4.ビタミンK…骨の形成を促す働きがあります。

ビタミンKを多く含む食品は、納豆・小松菜・ホウレンソウなど

ビタミンはどれも健康な身体を維持するための役割を持っているので、まんべんなく摂取することが理想とされています。

毛穴トラブルに作用するビタミン


毛穴詰まりや毛穴の開き、黒ずみなどは余分な皮脂が毛穴に詰まって生じます。その原因として、皮脂の過剰分泌が関わっています。

皮脂の過剰分泌の予防・改善には、食生活の見直しがとても重要です。

13種類のビタミンの中には、皮脂の毛穴詰まりを改善するビタミンが多数あります。過剰な皮脂による毛穴トラブルには、ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンCの摂取がよいでしょう。

いずれも過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴詰まりを予防、改善する作用が期待できます。

またビタミンCは、美肌をつくるためのビタミンとして知られています。皮脂のコントロールの他、コラーゲン生成の促進・美白・抗酸化作用など毛穴レスのお肌を取り戻すためには欠かせないビタミンです。

これらビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCは体内に蓄積できないので毎日補給することが大切です。

日々の食事から摂取できるのが理想ですが、忙しい毎日の中で栄養バランスを考えて作るのは難しいです。

そんな時は、サプリメントやビタミン剤で補給することも可能です。お肌の調子が悪い、ニキビが出てきたなどビタミン不足を感じたら、手軽に取れるサプリメントをおすすめします。

またビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCはすべて水溶性ビタミンです。水に溶けてしまう性質があるため、茹でている間に栄養素が流出してしまいます。

調理をする際は水でゆでるよりも、炒める・焼く・揚げるなどの調理法が、栄養素の損失が少なくて済みます。また蒸し器や電子レンジなどを利用して栄養素の流出を抑えましょう。

毛穴に皮脂が詰まるNG食生活

毛穴トラブルを引き起こす、皮脂の過剰分泌を予防するためには食生活の見直しが必要です。ここでは、皮脂の過剰分泌を引き起こす食生活をあげていきます。

1.揚げ物・スナック菓子
大量の油を使っているので、週に何度も食べるのは控えましょう。お肌にも健康にもよくありません。

2.ケーキやアイスクリームなどの甘いお菓子
糖分の取り過ぎは、皮脂を増やす原因となります。また果物にも果糖が含まれているので食べ過ぎには気をつけましょう。

3.ファストフード・ジャンクフード
ハンバーガー・ピザ・フライドチキン・インスタント食品などは、添加物もたくさん入っており、大量の油も使われています。

手軽でおいしいのですが、頻繁に食べていると身体にもお肌にもよい影響はありません。

4.炭水化物の摂り過ぎ
炭水化物を摂り過ぎると中性脂肪になって、脂性肌の原因となります。パスタ・カレーライス・チャーハン・牛丼など炭水化物がメインの食事はなるべく控えましょう。

5.乳製品の摂り過ぎ
チーズ・生クリーム・牛乳・ヨーグルトなど乳性品に含まれる乳脂肪は動物性脂肪です。たくさん食べ過ぎると皮脂を増やすことになります。

(まとめ)皮脂詰まりの毛穴を改善するビタミンを上手に摂取しましょう

1.ビタミンとは?
2.ビタミンと特性
3.毛穴トラブルに作用するビタミン

毛穴トラブルを改善するためには、食生活の見直しがとても大切です。

毛穴レスの健康でキレイなお肌に必要なさまざまな種類のビタミンを積極的に摂取して、お肌の改善を今日から行いましょう。

毎日続けていくことで、皮脂の分泌が改善されることによって、毛穴が目立たなくなってくるでしょう。