蒸しタオルを使うと、毛穴に詰まった皮脂を取りやすくなります


毛穴に詰まった頑固な汚れ、どうやってケアしていますか?丁寧にクレンジングや洗顔を行う、角栓除去シートを使って取り除くなど、さまざまなケア方法を試している人もいるでしょう。

毛穴が詰まるのは、角栓ができることが原因です。角栓は、過剰に分泌された皮脂、古くなった角質、顔に付着したホコリや汚れがもととなって生まれます。

皮脂やメイク汚れはクレンジングや洗顔で落とすことができますし、古くなった角質も肌のターンオーバーにより自然と排出されるので、普通にスキンケアをしている分には問題ないように思えます。

しかしなんらかの原因で肌のターンオーバーが乱れると角質が排出されにくくなります。またクレンジングや洗顔を誤ると皮脂や汚れを落としきれず、角栓となってしまうケースも見られます。

普段のスキンケアで毛穴トラブルの改善が見られないようであれば、いつもと違った対策を取り入れてみるのも手です。そのひとつが“蒸しタオル”を使ったケアです。

蒸しタオルはレンジを使えば簡単にできるので、自宅でも手軽に行うことができます。今回は、蒸しタオルを使ったケア方法についてまとめました。

蒸しタオルを使った毛穴ケア法を紹介します


蒸しタオルから発せられる「熱」や「蒸気」が、毛穴を開いてくれます。毛穴が開くことで、毛穴に詰まっていた汚れが浮きやすくなります。また温めることで角栓や皮脂がやわらかくなり、取り除きやすくなります。

ではどのタイミングで蒸しタオルを使うとよいのでしょうか。蒸しタオルを使った毛穴ケアは、大きく分けると、「クレンジング・洗顔」「スキンケア」「保湿」の3つです。

蒸しタオルはスキンケアにおいてさまざまな場面で活躍してくれる、有効なケア方法だと言えそうです。

まず蒸しタオルの基本的な作り方をご紹介します。

1.タオルを濡らす。
2.ギュッと絞って丸める。
3.電子レンジで、まずは30秒ほど温める。
タオルの温度の様子を見ながら、足りなければ10秒ごと追加して加熱する。
4.温まったタオルを取り出し冷ます。

ホカホカの蒸しタオルが出来上がったら、これを使ってケアを始めましょう。

蒸しタオルによる毛穴ケア、どのような効果がある?

毛穴ケアに蒸しタオルを使うことで、さまざまな効果が期待できます。

1.毛穴に詰まった汚れを取り除きやすくなる

蒸しタオルから発せられる熱と蒸気により、毛穴を開かせることができます。毛穴が開くことで、クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れを、取り除きやすくなると考えられます。

2.皮脂・角質・角栓をやわらかくする

蒸しタオルで顔を温めることで、毛穴に詰まった角栓や古くなった角質がやわらかくなります。また余分な皮脂も馴染みやすくなり、クレンジングや洗顔で落としやすくなるという効果が期待できます。

3.肌のターンオーバーを促す

古い角質や余分な皮脂は、肌のターンオーバーにより排出されます。ターンオーバーが正常であればよいのですが、乱れてしまうと皮脂や角質が上手く排出されず、角栓となって毛穴に詰まってしまいます。

蒸しタオルを顔にあてれば、肌の血行が良くなりターンオーバーを促すことができると考えられます。ターンオーバーの促進は色素の沈着により毛穴が黒ずむ「メラニン毛穴」の対策にも有効です。

4.化粧水や美容液が浸透しやすくなる

蒸しタオルから発せられる蒸気や熱は毛穴を開き、肌もやわらかくしてくれます。毛穴が開いて肌もやわらかくなることで、化粧水や美容液が浸透しやすくなります。

「化粧水や美容液が浸み込んでいない気がする……」と感じたら、いつものスキンケアの前に蒸しタオルを使ってみるとよいでしょう。

5.むくみやクマが解消する

蒸しタオルの効果は、毛穴に対してだけではありません。肌のむくみ・くすみ・クマの解消にもおすすめです。蒸しタオルで顔を温めてから冷水で引き締めることで血流が促進され、むくみの解消につながります。

クマが気になる場合は、蒸しタオルを目元に当ててみましょう。目の周りの血行が良くなり、クマが目立たなくなるはずです。

蒸しタオルによる毛穴ケアを行う時のポイント

蒸しタオルを使って毛穴ケアを行う時は、以下のポイントを意識してみてください。蒸しタオルの効果を最大限に引き出しましょう。

1.ロングフェイスタオルを使おう
蒸しタオルケアにおすすめのタオルは、ロングフェイスタオルです。ロングフェイスタオルを使うことで、しっかりと顔を包み込んでくれます。

逆に小さめのフェイスタオルやハンドタオルは避けましょう。顔に載せることができても、タオルの面積が小さいため、ずれてしまう可能性があります。

2.冷水で毛穴を引き締める
蒸しタオルによる毛穴ケアでは、顔を温めることで毛穴を開き、角栓・汚れ・皮脂などを浮かして取り除くのが基本です。

しかし毛穴が開くことで生まれるデメリットもあります。それは、肌から水分が奪われて乾燥してしまうことです

蒸しタオルで毛穴ケアをした後は、そのまま放置することはしないでください。氷水で冷やしたガーゼを当てる、冷やした化粧水ミストを吹きつけるなどして、すぐに毛穴を引き締めるようにしましょう。

3.真水かミネラルウォーターで濡らす
蒸しタオルを作る時は、真水もしくは軟水のミネラルウォーターで濡らすようにしましょう。水道水は塩素が含まれているため、避けた方がベターです。

蒸しタオル活用法 (1)「クレンジング・洗顔」

ここからは、具体的な蒸しタオル活用法をご紹介します。まずは「クレンジング・洗顔」です。

・クレンジング
クレンジング時に蒸しタオルを使用することで毛穴が開き、メイク汚れが落ちやすくなります。また顔を温めることでやわらかくなった皮脂がクレンジング料と馴染みやすくなり、落としやすくなる効果も期待できます。

1.クレンジング料を顔に塗り、なじませます。クリームタイプもしくはオイルタイプがベターです。

2.クレンジング料がなじんだら顔に蒸しタオルをあて、そのままの状態で待ちます。軽く抑えるようにするのがポイントです。

3.蒸しタオルを外し、クレンジング料を拭き取ります。

4.ぬるま湯でクレンジング料を洗い流し、通常のスキンケアを行います。

・洗顔
洗顔時に蒸しタオルを使う方法もあります。クレンジングをした後、洗顔前に蒸しタオルを使うことで、クレンジングで落としきれなかったメイク汚れや皮脂が浮き上がり、洗顔時に落としやすくなります。

1.クレンジングでメイクを落とします。

2.蒸しタオルを顔にのせて数分待ちます。

3.蒸しタオルを取り、たっぷりの泡でなでるように顔を洗います。

4.泡を洗い流し、通常のスキンケアをします。

蒸しタオルを使った後は毛穴が開いているため、いつもよりも肌が乾燥しやすい状態です。クレンジング・洗顔を終えたら、すぐに通常のスキンケアで保湿をし、冷水で肌を引き締めるようにしましょう。

蒸しタオル活用法 (2)「スキンケア」

次に蒸しタオルを使ったスキンケアのやり方をご紹介します。

・基本バージョン
まず蒸しタオルを使った基本的なスキンケアのやり方です。ただし毎日行うのではなく、週1〜2回のスペシャルケアとして行うとよいでしょう。

また蒸しタオルでスキンケアを行う時は、あらかじめ化粧水や美容液を冷やしておくのがおすすめです。蒸しタオルをあてた後は、毛穴が開いています。

前もって冷やしておいた化粧水や美容液を使うことで、毛穴の引き締め効果が期待できます。

1.あらかじめ、化粧水や美容液を冷やしておきます。

2.クレンジングと洗顔で、メイク汚れや肌に付着したホコリなどを落とします。

3.蒸しタオルを作ります。

4.蒸しタオルを顔にあてます。両手で軽く押さえるようにするのがポイントです。

5.蒸しタオルを外し、通常のスキンケアで保湿します。化粧水、美容液の順で肌に浸透させ、最後に乳液もしくはクリームでふたをします。

・保湿重視バージョン
いつもより肌の乾燥が気になるようであれば、保湿力を高める蒸しタオルケアをしてみるのも手です。

蒸しタオルを活用することで、化粧水や美容液だけでなく乳液やクリームの成分の浸透率をアップさせることもできます。有効成分の浸透率を上げることで、より高い保湿効果が見込めます。

1.クレンジングと洗顔でメイクと肌の汚れを落とします。

2.化粧水と美容液で基本の保湿ケアをします。

3.いつもより多めの乳液、クリームでしっかり保湿します。

4.蒸しタオルを顔にあてます。

5.再度、基本の保湿ケアをします。

蒸しタオルを使ったケアにおける注意点

毛穴ケアに十分な効果を期待できる蒸しタオルですが、使い方を誤ると逆に肌へダメージを与えてしまいます。

蒸しタオルを使った後は、毛穴が開いているため肌が乾燥しやすくなっています。

肌の乾燥は、皮脂の過剰分泌を促します。
せっかく皮脂を取り除いたにもかかわらず、さらに皮脂を生みだしてしまっては元も子もありませんよね。

蒸しタオルを使ったスキンケアの後は必ず冷水で毛穴を引き締めて、速やかに保湿しましょう。

タオルの加熱し過ぎにも注意です。「熱めのタオルの方が、より毛穴が開きそう」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかしあまりにも熱すぎる蒸しタオルはヤケドの原因になります。

蒸しタオルは、問題なく触れる程度の熱さにしましょう。顔に載せる前に顎にあてるなどして、適温かどうかを確認してから使うとようにしましょう。

万が一、蒸しタオルを使った後に肌がヒリヒリする、赤みが出るなどの症状があれば、すぐにケアを中止して肌を冷やしてください。

毎日蒸しタオルを使うことも禁物です。蒸しタオル使用後の肌は乾燥しやすくなっており、やり過ぎると肌に負担をかけてしまいます。蒸しタオルによる毛穴ケアは週に1~2回にとどめましょう。

(まとめ)蒸しタオルで毛穴に詰まった皮脂もスッキリ

1.蒸しタオルを使うと毛穴が開き、汚れが落ちやすくなる
2.蒸しタオルが発する蒸気や熱により肌が温まり、皮脂や角栓がやわらかくなる
3.蒸しタオルは、クレンジング・洗顔・スキンケアに有効
4.肌が乾燥しやすくなるため、週1〜2回程度にとどめる

蒸しタオルを使うことで、毛穴に詰まった角栓や、角栓のもとになる皮脂や古い角質を取り除きやすくすることができます。

ただし使い方を誤ると逆に肌を乾燥させてしまい、トラブルを引き起こす可能性もあります。

正しい蒸しタオル活用法をマスターして、毛穴をスッキリさせましょう。