タンパク質などを分解する酵素洗顔で、角栓毛穴をキレイにしましょう。


鼻の周りに目立つプツプツした角栓、困りますよね。普通に洗顔をしていてもなかなかキレイにならないので、はがす毛穴パックを使ったり、指先やとがったもので押し出したりしていませんか?

でも逆効果で、結果的に肌を傷つけ、ニキビや吹き出物ができてしまうこともあります。刺激による傷から炎症が起き、肌を守るために皮脂が分泌されてたまり、ここに細菌が繁殖するためです。

こんなことになる前に、細かい毛穴にびっしり埋まってしまった角栓を、肌にやさしく、キレイに溶かすように取り除ける方法を探していませんか?

実はあります。それが「酵素洗顔」です。酵素を使った洗顔料を使うものです。酵素というと、洗剤や食べ物に含まれているのをイメージするのではないでしょか?

酵素はもともと、タンパク質や脂肪を分解する働きがあります。酵素洗顔では、このパワーを活かして、洗顔の際に角栓を除去していこうというものです。

まずは角栓についてと酵素洗顔の効果的な使用を紹介していきます。酵素洗顔と普通の洗顔料とは異なるので、使い方に注意点があります。

酵素洗顔を理解し上手に使って、角栓の悩みから開放されましょう。

角栓はタンパク質と皮脂でできています


人の肌は新陳代謝を繰り返しています。
肌の奥のほうで、細胞が次々とつくられることによって、肌の表面へ押し上げられてきます。

日数が経つと、もとあった表面の角質は自然にはがれ落ち、新しい細胞が表れます。この繰り返しをターンオーバーと言います。

この時に何かの都合で生産される細胞の質が落ちたり、ペースが乱れたりすると、十分に成熟できていない細胞が角質として現れてしまいます。

この未熟な角質は、時期が来てもキレイにはがれ落ちることができず、肌に残ってしまいます。肌色を悪く見せるくすみや、がさがさとした肌荒れはこうしてできるのです。

あるいは毛穴の中の角質であれば、毛穴に残ってたまります。毛穴の周りのものは、同様に毛穴に落ち込みます。これら未熟な角質は毛穴の出口をふさぎ、そこに皮脂がたまることで混ざり合って固まり、角栓になります。

角栓は皮脂よりも角質が多くを占めており、70%がタンパク質で、脂肪が30%となります。

自己流ケアでの悪循環

自己流の角栓ケアが、さらに状態を悪化させていることも考えられます。

皮脂は本来、肌表面をおおって保護する役目があります。適度な角栓は、同様に毛穴を守る役割を持っています。

しかし洗浄力の強い洗顔料を使い、ゴシゴシと摩擦を加えた洗顔をすることで、皮脂がすっかり洗い流されてしまった場合は、肌を守ろうとして応急処置で皮脂が過剰に分泌されます。

はがすタイプの毛穴パックや、手で角栓を引き抜くケアをしたときも同様です。この過剰に分泌された皮脂が、また角栓の原因となるのです。

一方、洗顔料・摩擦・パックでの引きはがし・爪や指などで、肌が傷つき角質が失われます。するとこの分を補修しようとして、あわてて未熟なままの角質細胞が表面に上がってきます。

未熟な角質は、時期が来ても自然にうまくはがれ落ちず、肌に残ってしまいます。こちらも角栓の原因となります。

こうしてよかれと思ってしていた行為が、さらに新しい角栓を招いているのです。

一度できてしまった角栓は、時間が経つと酸化して黒くなり目立つようになります。また細菌が繁殖して赤く腫れ、化膿してニキビのようになってしまう場合もあります。

目立つのが気になり始めると指先で触って刺激をしてしまう、あるいは大きくなった角栓や腫れにうっかり触ってしまい、毛穴を傷つけてしまうというアクシデントも考えられます。

このように角栓は自己流のケアでは悪化する一方です。ですから肌に穏やかなケアで角栓を取り除くことが第一です。

角栓のもとは、おもに角質と皮脂、つまりタンパク質と皮脂です。肌への摩擦や刺激が少ないまま、これらをすっきり取り除けるもの、それが酵素洗顔料なのです。

酵素洗顔料とは?


酵素は、もともとタンパク質の一種でありながら、タンパク質と脂肪を分解してくれる働きがあります。この酵素を、働きを利用するために洗顔料に加えたものが酵素洗顔料です。

通常の洗顔では落とせない角栓のみならず、肌のくすみやゴワゴワした角質汚れの解消が期待できます。

酵素洗顔料に含まれている酵素にはタンパク質を分化するものと、脂肪を分解するものがあります。
いくつか挙げてみましょう。

1.タンパク質分解酵素

・パパイン酵素
青パパイヤに含まれる酵素です。
洗顔料としては、健康な生きた細胞には影響せず、死んだ古い細胞にのみ働くので、古い角質だけを分解して除去します。

・パイン酵素
果物のパイナップルに含まれる酵素です。ブロメラインともいいます。タンパク質の分解力がとくに強い酵素です。

・プロテアーゼ
天然酵母由来の酵素です。人間にも備わっている酵素で、肌への刺激か弱いのが特性です。

・海洋複合酵素
深海から抽出した酵素でマリンプロテインエキストラクトともいいます。傷ついた細胞だけを選んで洗い流し、毛細血管の血行をよくして新陳代謝を促します。

2.脂肪分解酵素

・リパーゼ
人のみならず、すべての生物に存在する酵素です。洗顔料には、余分な皮脂を分解するために配合されます。

代表的な酵素の種類は以上です。

酵素は水と混ざることで活性化するため、洗顔の際に加水して効果が発揮できるように、酵素洗顔料はパウダー状のものが多くなっています。石けんタイプのものもあります。

スーパー・ドラッグストア・量販店・インターネットなどで入手できるので、好みのタイプのものを選んでください。

酵素洗顔の効果と注意ポイント

酵素洗顔では、タンパク質や脂肪を分解する力があるので、ゴワゴワした角質・皮脂汚れ・角栓詰まりなどを取り除くことができます。

「たった1回ですぐに」というわけではありませんが、定期的に続けて行うことによって明るくキレイな肌がよみがえります。肌本来の弾力が戻ってくるので、毛穴開きも目立たなくなってきます。

すぐれた効果がある酵素洗顔ですが、行う時には注意するべきポイントがあります。

・刺激を感じたら使用中止
普通の洗顔料と異なる成分が入っているので、刺激を強く感じる人もいるかもしれません。違和感があったら使用を中止してください。

・まずは週に1回程度から、夜に行い洗顔後はしっかり保湿
人によっては刺激を感じる場合があります。最初のうちは間隔を空けて、様子を見ながら頻度を増やしていくようにしましょう。

また酵素洗顔後は古い角質がしっかり取れて、肌が無防備な状態です。ここで、紫外線を浴びたり、メイクをしたりすることは肌にダメージを与えます。

酵素洗顔は夜に行い、しっかり保湿して就寝し、肌にスキンケア成分をしっかり染みこませましょう。

・強くこすらない
使い方によって肌を傷める場合があります。洗顔料はよく泡立てて顔に載せるようにして使い、強くこすらないでください。

・ぬるま湯を使う
熱すぎるお湯や冷水は、酵素の働きが悪くなるためNGです。体温程度のぬるま湯を使いましょう。

酵素洗顔をしてみましょう

では酵素洗顔を行います。
1.手はしっかり洗って清潔にしておきます。ぬるま湯で顔をさっと洗い流し、汚れやホコリなどを簡単に落とします。

2.酵素洗顔料を手に取り、ぬるま湯を加えて泡立てます。泡立てネットを使ってもよいでしょう。
空気を含ませながらしっかり泡立てることが大切です。

3.たっぷりの泡ができたら、顔に載せていきます。

まずは額や鼻筋のTゾーン、次に頬の平らなところ、顎、フェイスラインへと泡を伸ばしていきます。決してこすらないようにして、手が顔に触れず泡を広げていくようにしましょう。

角栓、皮脂やごわついた角質など、気になるところにはムラがないようにしっかりと泡を載せます。
小鼻の脇にもきちんと泡が回るようにしてください。

4.最後にぬるま湯でしっかり泡を流します。
髪の生え際や、小鼻の周り、顎や首周り、耳の周辺など泡を残さないようにしっかりすすぎましょう。

5.泡をキレイに流せたら、清潔なタオルで優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。
ここでも、顔をゴシゴシとこすらないようにしてください。

酵素洗顔後は、古い角質や余計な皮脂が取れて、とても無防備な肌になっています。

6.水分を取り除いたら、しっかり保湿します。
ムダなものを洗い流すことができたので、美容成分がとても浸透しやすくなっています。

いつもより上質な成分が含まれた基礎化粧品で、スペシャルケアを行ってもよいでしょう。

まずは週1回から、順調であれば頻度を増やして酵素洗顔を続けていきましょう。
徐々に角栓やくすみがなくなり、美しい肌になっていきます。

ピーリングってどんなもの?

酵素洗顔と同様、古い角質を取り除くケアに「ピーリング」というものがあります。

酵素洗顔は、酵素によって古い角質や余分な皮脂を取り除くものですが、ピーリングはフルーツ酸などの弱い酸で角質を溶かして、はがしてケアするものです。酵素洗顔よりは効果が強いものです。

美容クリニックでピーリングの施術が受けられますが、もっと濃度が低いピーリング際が市販されているので、自宅でもケアが行えます。

ピーリングで角質を取り除くことで、肌が再生する力を引き出します。肌のコラーゲンが増え、ハリが生まれて若返り効果がみられます。

メラニン色素の沈着による黒ずみが取れ、角栓もしっかり除去できます。

しかし人によっては刺激を強く感じる場合もあるので、そういった人は酵素洗顔料のほうがおすすめです。

ピーリングには拭き取りタイプや、スクラブタイプ、ボロボロはがれる消しゴムタイプなどがありますが、摩擦で肌を傷める可能性があるので、気をつけて使用するようにしましょう。

(まとめ)頑固な角栓は、酵素洗顔で対策しましょう。

1.角栓は古い角質と皮脂、おもにタンパク質と脂肪でできている
2.角栓は酵素洗顔で対策するのがおすすめ
3.酵素洗顔料とは何か
4.酵素洗顔の効果とポイント
5.酵素洗顔の方法

毛穴の悩みである角栓は、おもにタンパク質と脂肪でできています。これらを分解する酵素を含んだ酵素洗顔料でケアをしていきましょう。

しばらく続けていくことによって、明るくキレイな肌が取り戻せるでしょう。