角栓は徐々につくられます。1日でできるものではありません。


気になる毛穴の黒いボツボツや、触るとザラザラとした毛穴は、毛穴の中にできた角栓が原因かもしれません。角栓はブツブツと毛穴を目立たせてしまい、メイクを厚く塗ったところで簡単には隠せません。

毛穴を目立たせている角栓は、毛穴にたまった余分な皮脂と古い角質が混ざり合ってできたものです。毛穴から出ている部分が空気に触れると酸化して硬くなるので、毛穴がザラザラとした手触りになってしまうのです。

角栓が酸化すると硬くなり、さらに進行すると黒く変色していきます。すると毛穴がブツブツと黒くなります。これがいわゆる、いちご鼻といわれる状態です。

毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺があります。皮脂は何かと嫌われがちですが、お肌を外部の刺激から守る役割があり、また汗と混ざり潤いを保つ働きを持ち、健康で美しいお肌のためには必要不可欠なものです。

お肌を守る皮脂は、正常な分泌量であれば悪い影響を与えません。

しかし、皮脂が過剰に分泌されると毛穴にたまり、古い角質や落とし切れなかったメイク汚れと混ざり合い角栓をつくってしまうのです。

毛穴を目立たせているこの角栓の対処法を説明していきます。

角栓ができないお肌をつくるスキンケア


毛穴を目立たせる角栓ですが、本来は外部から雑菌やウイルスが入り込まないようにガードするという重要な役割があるのです。

角栓は健康なお肌には必要なものなので、すべての人のお肌に必ずあるものです。全くないということはあり得ないのですが、ではなぜ毛穴を詰まらせ目立たせてしまうのでしょうか。

角栓は1日でできるものではなく、少しずつ、日々つくられていきます。そしてお肌の新陳代謝といわれるターンオーバーによって、自然にはがれ落ちていくのです。

しかし間違ったスキンケアや不規則な生活、加齢によってターンオーバーの周期が遅くなったり早くなったりすると、角栓が自然とはがれ落ちない状態になってしまうのです。

加齢はどうすることもできませんが、毎日の洗顔、クレンジング、保湿ケアを正しい方法で行いお肌を清潔にすることでターンオーバーは正常化し角栓のないお肌が取り戻せます。

角栓のできにくい正しいスキンケア(1) クレンジング

角栓のできにくいお肌をつくるためには、正しい方法でスキンケアを行うことがとても大切です。
メイクをしている人は毎日クレンジングをしますが、その際にクレンジング剤はどのようなタイプを使用していますか?

クレンジング剤選びを間違えてしまうと、お肌に必要な皮脂や角質までも洗い流してしまい、お肌の乾燥や毛穴トラブルをさらに悪化させてしまう恐れがあります。

メイクの濃さ、自分の肌質などを考慮しながら選びましょう。
クレンジング剤の特徴を説明していきます。

1.オイルタイプ
オイルタイプのクレンジング剤は、素早くすっきりと落とせるため、使っている人も多いでしょう。オイルタイプはお肌のダメージとなる合成界面活性剤が大量に配合されているのでお肌への負担もかなり大きいです。

乾燥肌や敏感肌には向いていません。普通の肌質であっても毎日使うクレンジング剤としては洗浄力が強いためオススメしません。濃いメイクをした日などに使用すると良いでしょう。

2.クリームタイプ
クレンジング剤の中でも合成界面活性剤の配合量が少ないクリームタイプは、お肌の水分量と皮脂量のバランスを崩しにくく、お肌への負担が軽いクレンジング剤です。普通肌や敏感肌でも毎日安心して使用できます。

3.ミルクタイプ
合成界面活性剤の配合量が少ないミルクタイプも、クリームタイプ同様、普通肌や敏感肌にオススメです。クリームタイプに比べて水分量が多いので、保湿力が高いのが特徴です。

4.ジェルタイプ
クレンジングした後のさっぱり感が気持ち良いジェルタイプのクレンジング剤は、水分量が多いのでどのようなタイプの肌質でも安心して使うことができます。

お肌に優しい分、洗浄力が弱いため、クレンジングに物足りなさを感じる時は、目元や口元を専用のリムーバーで先に落としてから顔全体をオフしていくと良いでしょう。

5.ローションタイプ
コットンなどに含ませて、メイクをふき取るクレンジング剤です。ローションタイプの特徴として、アルコール系の成分でメイクを落とす作用のため、敏感肌や乾燥肌には刺激が強いでしょう。

またコットンで拭き取るため、お肌との摩擦を生じ、それが刺激となり毛穴トラブルを引き起こすこともあります。またお肌の上にコットンの繊維が残ってしまうと肌荒れの原因にもつながります。

6.シートタイプ
どんな場所でも手軽に使えて、素早くメイクを落とせるシートタイプも人気です。オイルタイプ同様に洗浄力が高く、その分、合成界面活性剤が大量に配合されています。

どのような肌質であっても、シートタイプのクレンジング剤を毎日使うのは控えましょう。

次に、正しいクレンジングのポイントを紹介します。

・クレンジングする時は、力を入れずに、優しく指でクルクルと円を描きながらクレンジング剤とメイクをなじませます。

・洗い流す時は、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。髪の生え際、小鼻の周りなどはすすぎ残しが多い部分です。意識しながらクレンジング剤を落としていきましょう。

角栓のできにくい正しいスキンケア(2) 洗顔

毎日の洗顔は、お肌を清潔に保ち、健康で美しい肌をつくるための大切なケアです。クレンジングで残った油分、皮脂汚れ、古い角質、ホコリや雑菌など外部の汚れが付着したお肌をしっかりと洗浄していきましょう。

洗顔で汚れがしっかりと落とし切れていなければ、洗顔後の保湿ケアで使用する化粧水の浸透が悪くなります。せっかくの美容成分が毛穴の奥まで届かなければ保湿ケアの意味がありません。

また角栓が気になるからといって、洗顔を1日に何度も行うのは、逆効果です。お肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌され、ますます角栓ができやすい状況になります。洗顔は1日2回までにしておきましょう。

正しい洗顔方法のポイントです。

・洗顔料は添加物の少ないシンプルなものがお肌に負担を掛けずに、優しく洗い上げます。自分のお肌に合ったものを選びましょう。

・どのようなタイプの洗顔料でも、よく泡立ててからたっぷりの泡で洗います。手を逆さにしても落ちないくらいの濃密な泡が理想的です。たっぷりの泡をお肌の上で転がしながら、泡に汚れを吸着させるように洗います。

・すすぎはぬるま湯で行います。水温が低過ぎると皮脂汚れが落ちにくく、毛穴も締まってしまうので、洗顔後の保湿ケアで使用する化粧水が浸透しにくくなります。

角栓のできにくい正しいスキンケア(3) 保湿ケア


洗顔後は毛穴が開いた状態です。洗顔後はすぐに保湿ケアを行いましょう。時間を置いてしまうと、毛穴に汚れがすぐにたまり、角栓はもとより開き毛穴の原因にもなります。

クレンジング、洗顔を正しい方法でしっかり行っていても、洗顔後の保湿ケアを怠ってしまうと元も子もありません。毛穴トラブルを改善・予防するためにも、保湿ケアはとても大切です。

保湿ケアの手順は、化粧水、美容液、乳液、クリームが一般的です。ただ、化粧品メーカーによっては手順が異なります。確認してからケアを行ってください。

それぞれ詳しく説明していきましょう。

1.化粧水
角栓をつくらないために、化粧水で肌表面の角質層を潤すことが大切です。その際、角質層の潤いを補う美容成分が配合された化粧水を選ぶことが重要です。

角栓を予防する作用があるヒアルロン酸ナトリウムと、セラミドが配合された化粧水がオススメです。

化粧水の付け方のポイントは、コットンに化粧水をたっぷりと染み込ませて、角栓が気になる部分を意識して優しくパッティングします。化粧水が少ないと摩擦が生じてお肌にダメージを与えます。

2.乳液
乳液はべたつくからといって使わないのはNGです。乳液はお肌に油分を補い、潤いをキープしながらお肌に柔軟性をもたらします。

乳液のつけ方のポイントは、適量を顔の中心と乾燥している部分に載せて、顔の中心から外側に向けて円を描くように伸ばしていきます。乳液が顔全体に伸ばしたら両手で優しく押さえ込みます。

3.美容液
美容液はお肌の栄養補助食品のようなものです。加齢などにより低下した潤いを補うために、お肌の奥まで美容成分を浸透させる力があります。

角栓の毛穴にオススメの美容液は、AHA(アルファヒドロキシ酸)、ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム)、ビタミンB群、ビタミンAが配合されたものです。

美容液の付け方のポイントは、美容液を体温ぐらいに温めるため、手のひらでクルクルと美容液を軽く混ぜ合わせます。顔のパーツごとに美容液を置いて、パーツごとに丁寧に伸ばします。

美容液を顔全体に伸ばしたら両手で優しく押さえ込みます。お肌がモチモチとした感触になったらケアは終わりです。

4.クリーム
化粧水、乳液、美容液で整えたお肌をクリームでふたをして、保湿を長く持続させます。

クリームのつけ方のポイントは、適量のクリームを手に取り、体温程度に温めます。顔の角パーツにクリームを載せて、外側に向けて丁寧に伸ばしていきましょう。

毛穴に角栓がたまりやすくなる、やってはいけない行為

角栓の予防、改善には正しい洗顔、クレンジング、保湿ケアを毎日コツコツと積み重ねていくことがとても重要です。

しかし自分では気つかない長年の習慣やクセによって、角栓ができやすい行為をしていることがあります。角栓をつくらない毛穴を取り戻すためにも、日々のスキンケアや生活習慣を見直してみましょう。

1.洗顔のし過ぎはNGです。洗顔のし過ぎは、必要な皮脂や角質までも流してしまい乾燥肌を招きます。洗顔は1日2回までにしましょう。洗顔料を使うのは夜だけにして、朝はぬるま湯で流すだけでも汚れは除去できます。

2.ピンセットや指で毛穴から角栓を押し出す行為、貼ってはがすタイプの毛穴シートなどは頻繁に行わないようにしましょう。角栓を無理に引っこ抜くと毛穴はダメージを受け、ニキビの原因にもなりかねません。

また、ますます角栓のできやすいお肌になってしまいます。

3.洗顔後は時間をあけずに保湿ケアを行いましょう。お肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を招く原因になります。

(まとめ)角栓詰まりは日々の積み重ねで起きるもので、たった1日でできるものではありません

1.角栓のできにくい正しいスキンケア(1) クレンジング
2.角栓のできにくい正しいスキンケア(2) 洗顔
3.角栓のできにくい正しいスキンケア(3) 保湿ケア

毛穴の中にできる角栓は1日ではできません。毎日の汚れが少しずつ積み重なって徐々にできていきます。角栓をつくらないためには、毎日の汚れをキレイに除去し清潔に保つことです。

今日からスキンケアを見直して角栓のないお肌をめざしましょう。