お風呂に入っている時間を有効に使い、いちご鼻を解消しましょう。


鼻の周りの毛穴、白や黒でポツポツと目立っていませんか?
毛穴の中に、古い角質と皮脂が固まってできた「角栓」がポツポツと広がっていて、そんな鼻がまるでいちごのように見えるので、「いちご鼻」といいます。

毛穴に詰まった角栓は、最初は透明または白色なのですが、空気に触れて酸化することで黒ずみ、より一層目立ってしまうのです。

このいちご鼻をどうにかしようと思って、さまざまな対策をしている人も多いことでしょう。
洗顔したらキレイになるかと思い、一日に何度も洗顔をしたり、強くこすって洗ったりしていませんか?
でも、いちご鼻はなかなか解消できません。

はがすタイプの毛穴パック、コメドプッシャー、爪やピンでつまみ出すなどしていませんか?一旦は毛穴詰まりがなくなるものの、そのあとは毛穴が開いたままで、パックリとまた目立ってしまいガッカリ。

そしてその後、すぐにいちご鼻は復活してしまう。
こんな風にキレイな肌にならないので、とりあえず今日も応急処置でファンデーションを厚く塗って隠す…などということをしていませんか?

間違ったケアを続けていても、いちご鼻は改善しないのです。

いちご鼻を解消するには?


間違った自己流のケアを続けていると、洗い過ぎにより肌がボロボロ、はがすパックやとがったものの刺激で傷だらけ、などということになってしまいます。

メイクを厚塗りしたところで、かえって毛穴を目立たせてしまったり、時間が経つと皮脂が浮いてきてしまったりと満足がいく結果になりません。
メイク料の落とし残しにより、肌荒れや吹き出物を招くこともあります。

では、角栓によるいちご鼻はどのようにして解消していけばよいのでしょうか?

実は角栓は、新陳代謝の流れの中で自然に排出させるのが一番なのです。

この肌の新陳代謝のことを「ターンオーバー」といいます。自分の肌のターンオーバーを整えれば、自然に角質が出て行きます。

そこで注目したいのが、お風呂タイムです。
「入浴の仕方で代謝がよくなる」などといわれていますね。

リラックスしながらのお風呂タイムで、いちご鼻の解消ができる方法を紹介していきます。

いちご毛穴の原因、角栓とはどんなものか

角栓は毛穴の中で、おもに古い角質と皮脂が混ざったものでできています。メイクの汚れ、ホコリ、産毛が含まれていることもあります。

「あぶらっぽいから皮脂?」と思いがちですが、角質が多くを占め、タンパク質が70%、脂肪が30%程度の割合となっています。

解消法について考えていくために、まずは角栓ができてしまう過程について説明していきます。

肌は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできでいます。
この表の最も外側で、私たちに見えている部分が「角質層」です。肌表面に丈夫な角質が広がり、体を守っています。

肌の奥のほうでは日々、新しく角質となる細胞が生まれています。成長するにつれ、次第に表のほうへ上がってきます。そしてもともと一番外側にあった角質は押し出され、垢となって自然にはがれ落ちていきます。

こうして肌の新陳代謝である「ターンオーバー」が繰り返されています。
通常、およそ4~6週間でひとサイクルが完了し、角質が入れ替わるようになっています。

このターンオーバーが順調で、細胞も質に問題ないものが作られていればよいのですが、何かの弾みにこのターンオーバーが乱れてしまうことがあります。

体の内側からの要因はストレスや睡眠不足などによる疲れ、食生活の乱れなどです。外側からの要因は、紫外線や乾燥などの影響などがあります。

ターンオーバーが乱れると生産される細胞の質が落ち、そのサイクルが早くなったり遅くなったりします。

すると、きちんと成熟しないままの角質細胞がそのまま、角質となって皮膚表面に上がってきてしまいます。
未熟な角質は時期が来てもきちんとはがれ落ちることができず、肌表面にいつまでも残ってしまいます。

この肌に残った古い角質は、硬く厚くなり、肌色をくすんで見せます。
また、毛穴周辺であれば、毛穴に入り込むことになります。毛穴も肌の一部なので、未熟な古い角質は毛穴に残ります。

硬い角質の破片は、ときに毛穴の出口をふさぎ、分泌された皮脂を閉じ込めてしまうこともあります。

皮脂自体はもともと、分泌されることで肌表面をおおってカバーし、私たちの体を守っているのです。内側から水分が蒸発するのを防ぎ、外から細菌や刺激の害を受けないようにしています。

いわば、天然のクリームの役割をしているのですが、一方で、過剰に分泌されて毛穴に詰まると私たちを困らせるものになります。

このようにしで、古い角質と分泌された皮脂とが毛穴の中で混ざり合って固まったもの、これが角栓なのです。
角栓が集まった鼻はいちごのように見えるので、いちご鼻と呼ばれています。

お風呂で汗をかけば角栓が出て行くのではありませんが、別の利点があります

「入浴、サウナや運動で汗をたくさんかくと毛穴がキレイになる」という話があります。しかしこれは間違いなのです。

汗は、皮膚にある「汗腺」から分泌されています。
入浴や運動で出るサラサラした汗は、そのうちの「エクリン腺」から分泌されています。

エクリン腺は、ほぼ全身に分布していて、おもに体温調節のために汗を出しています。毛穴に接していないので、汗をかいても直接的に毛穴詰まりが解消されるわけではありません。

しかし、入浴することで体が温まり、全身の新陳代謝がよくなれば肌によい影響があります。

血行がよくなると、全身にしっかり酸素や栄養が行き渡り、良質な肌細胞が作られます。
肌細胞の入れ替わりがスムーズに行われ、角栓が悪化する前に、自然に排出されるようになると期待できます。

なにより入浴のときにリラックスできれば、疲れが取れて心身ともにリフレッシュし、肌にもよい影響があるはずです。

体を温め、代謝がよくなり、リラックスしてキレイな肌を作っていくためのポイントを以下で紹介していきます。

美肌になるための入浴法


1.適温と適度な時間で入浴する

お湯の温度は38~40度の範囲にし、浴槽に入っている時間は15分程度にしましょう。

高温のお湯や、長時間の入浴では、必要な皮脂や肌成分が体から流れ出してしまいます。また、皮膚がふやけてはがれてしまうことも心配です。その結果、肌の乾燥や荒れが起きてしまいます。

また、我慢して続けるような入浴は、肌を傷めるばかりでなく心臓に負担がかかります。

適温でほどほどの時間で入浴を楽しみ、健康的に代謝を高めていきましょう。

2.エッセンシャルオイルや入浴剤を使う

よい香りのオイルや、肌や健康によい成分が含まれた入浴剤を入れて、ゆっくりお風呂を楽しんでみましょう。
どちらもドラッグストアや量販店でたくさんの種類のものが販売されています。

・エッセンシャルオイルを使った入浴

浴槽に3~5滴、オイルをたらしてよくかき混ぜ、入浴します。
お湯の温度はあまり高くし過ぎないようにしましょう。38~40度までのお湯にゆっくり入って、しっかりオイルの香りを味わうことが大切です。

・入浴剤を使う

市販の入浴剤には、肌への保湿成分が含まれているので、そういった効果も期待できます。花やフルーツの香りがついたもの、温泉気分が味わえるものなど、いろいろな種類があって選ぶのが楽しくなりますね。

「アスコルビン酸」「グルタミン酸」などが含まれていれば、水道水の塩素を取り除くことができます。塩素によって肌荒れを起こしている人には、お湯がマイルドになって効果的です。

このようにオイルや入浴剤を使えば、リラックスしたうえで、血行がよくなって肌に保湿成分が行き渡り、ターンオーバーも整います。

3.体を洗うときにゴシゴシこすらない・洗い過ぎない

毎日硬いナイロンタオルやブラシで、ボディソープを使ってゴシゴシこすっていませんか?このようなことで、全身の皮膚を無理にはがしているのかもしれません。

傷んだ肌はバリア機能が低下しており、お湯に浸かったときに肌成分が流れ出してしまいます。

ボディソープを使うのは2日に1度くらいにして、あとは素手や柔らかいタオルで優しくぬるま湯洗いするようにしましょう。

4.入浴後は早めに保湿

お風呂上りの肌は、非常に乾燥しやすくなっています。長時間そのままにしておかず、早目に保湿してください。

直後は肌に水分が残っていて、しっとりしているように感じられますが、温まった肌の水分蒸発は意外に早いものです。

うっかりしていると顔がパキパキと突っ張るようになってしまいます。速やかに保湿を行うようにしましょう。

顔だけでなく全身の保湿も行ってください。カサカサしやすい肘、膝、かかと、腕、脛や大腿部にもボディローションやクリームなどを塗るようにしてください。

肌のためにNGな入浴法

入浴により体の新陳代謝を高まりターンオーバーを整うことで、細胞の質が高まり次第にキレイな肌になっていきます。そうすればいちご鼻も解消していくでしょう。

しかし、間違った入浴法を続けていると、肌の状態が悪化したり、健康を害したりしてしまいます。

浴槽のお湯の温度は38~40度くらいが適温です。温度が高いと、本来必要な皮脂や肌成分がお湯に溶け出していってしまいます。その結果、乾燥し肌荒れができてしまいます。

また熱いお湯は心臓に負担をかけるので、健康面からもお湯の温度には注意するようにしましょう。

あまりにも長時間お湯につかっていると、肌がふやけて表面がはがれていきます。
潤いをなくした肌はバリア機能が弱くなってしまい、ニキビやアトピー性皮膚炎が悪化を招く危険があります。

お湯に入っている時間は長くなり過ぎないように、15分程度にしておきましょう。

意外な盲点ですが、入浴後に髪を乾かす時のドライヤーの使い方も気をつけましょう。
温風が顔にずっと当っていると、肌が乾燥してしまいます。

タオルドライをしっかり行う、自然乾燥をするなどドライヤーの時間を短くし、肌から水分を奪わないようにしましょう。

(まとめ)お風呂で全身の代謝をよくすることで、いちご鼻を解消しましょう

1.いちご鼻の原因、角栓とは
2.お風呂で代謝を高め、ターンオーバーを改善する
3.美肌になるための入浴のしかた

お風呂で汗をかくことで、鼻の毛穴に角栓が詰まった「いちご鼻」が直接的に解決できるわけではありません。

しかし、入浴して体を温めリラックスすれば、肌の新陳代謝が高まり、いちご鼻の原因である角栓が自然に解消されていきます。

お風呂タイムを楽しみながらキレイな肌を手に入れましょう。