冷水でのスキンケアは、いちご鼻の悪化を招きます


顔の正面にある鼻の毛穴の汚れはとても目立ちます。黒くボツボツとした毛穴にまで悪化すると、ファンデーションを厚塗りしても隠し切れないことがあります。

小鼻の毛穴にたまった角栓が黒ずんでしまい、毛穴の表面がボツボツと黒くなった状態は、「いちご鼻」と呼ばれています。毛穴の中で古い角質と余分な皮脂が混ざり合い、空気に触れると黒くなってしまうのが原因です。

毛穴にたまった角栓をキレイに除去しないでそのまま放置しておくと、汚れがどんどんたまり、次第に毛穴も大きく広がってしまいます。毛穴は閉じることができずに、開いたままの状態になります。

いちご鼻のために開いてしまった毛穴に、冷水を使って引き締めようというケア方法があります。

確かに洗顔後に冷水を顔にあてると毛穴は一瞬閉じるのですが、しかしまた、数分後にはもとの大きく開いた毛穴に戻ってしまうのです。

洗顔をするたびに冷水をかけても、効果は一時的なもので、毛穴が引き締まるわけでも、いちご鼻が改善するのでもありません。

今回は、冷水を使ったケアのデメリットとあわせて、いちご鼻の正しい改善策を紹介します。

冷水による引き締めは一時的な作用で、いちご鼻の毛穴ケアとしては不十分です


ぬるま湯での洗顔後に、冷水をお肌にかけると、毛穴がキュッと引き締まる感じがします。でもそれは一時的なもので、またすぐに毛穴はもと通りに大きく開いてしまいます。

毛穴が大きく開いたいちご鼻や、敏感肌、乾燥肌などの人が冷水で急激に冷やすと、お肌に負担がかかりダメージを与える可能性もあります。また、血管の収縮により赤ら顔になってしまう場合もあります。

冷水洗顔をすると毛穴が閉じてしまうため、毛穴に詰まった汚れは除去できなくなります。さらに油汚れが水で洗っても落ちにくいように、毛穴にたまった皮脂も冷水をかけるとますます落ちにくくなります。

冷水をお肌にかけることで得られるメリットとしては、自律神経が刺激されて瞬時に目が覚めることぐらいでしょう。残念ながら、いちご鼻の改善策にはなりません。

いちご鼻の改善策は正しい洗顔とクレンジング

角栓がたまって大きく開いた毛穴をキュッと引き締めるためには、毛穴に詰まった黒ずんだ角栓をすっきり取り除くことが大切です。

いちご鼻をはじめ、毛穴トラブルの基本的な改善策は、正しい洗顔とクレンジングの積み重ねです。お肌を常にキレイに清潔にしておくことで、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーも正常に行われます。

いちご鼻の原因となる角栓は本来であれば、ターンオーバーとともに自然にはがれ落ちるものです。そのため、無理やりピンセットや指で毛穴から引き抜いたりするケアはお肌を痛めつけることになるのでNGです。

角栓は一気にたまるものではなく、少しずつお肌にたまっていくものです。ですから毎日、その日の汚れはその日のうちにしっかりと落とすことで、古い角質や余分な皮脂は除去され角栓は作られなくなります。

そうしたお肌の環境を維持するためにも、毎日の洗顔とクレンジングはとても大切なのです。しかも正しい手順で行うことが最大のポイントです。

間違ったスキンケアをし続けていると、毛穴トラブルはますます悪化し、お肌の状態は荒れ放題です。これまでのスキンケアを見直して、正しい方法を身につけていきましょう。

いちご鼻を改善する正しいクレンジング方法

クレンジングで落とし切れなかったメイク汚れは、角栓をつくる材料になります。とくに小鼻の周りは落としにくい部分なので、念入りにクレンジングしましょう。

毎日使うクレンジング剤は、クリームタイプやミルクタイプがオススメです。お肌の刺激となる合成界面活性剤の配合量が少なく、どのような肌質でも安心して使うことができます。

クレンジング力が高いオイルタイプやシートタイプは人気ですが、合成界面活性剤が多量に配合されているので毎日使うクレンジング剤には不向きです。

クレンジング剤にほとんど配合されている合成界面活性剤は、皮脂だけでなくお肌の角質や潤い成分まで溶かしてしまう強い作用があります。お肌のバリア機能を低下させ、乾燥肌を引き起こす原因にもなりかねません。

正しいクレンジングの方法を紹介しましょう。

クレンジング剤は皮脂の多いTゾーンから載せていきましょう。メイクとクレンジング剤をなじませるように、指をクルクルと滑らせて除去していきます。
皮膚の薄い口元、目元は最後に落とします。

ぬるま湯で、しっかりとすすぎます。お湯が熱過ぎるとお肌が乾燥します。逆に冷たい水では皮脂をしっかりと落とすことができません。

クレンジングに時間をかけ過ぎるとお肌への負担が大きくなります。手早くメイクをオフしていきましょう。

いちご鼻を改善する正しい洗顔方法

毛穴が黒ずんだいちご鼻は、洗顔前に毛穴をしっかりと開かせておくと、すっきりとした洗い上がりになります。

入浴の際にラップでいちご鼻を包み、その状態で浴槽に20〜30分ほど浸かります。こうするとしっかり毛穴が開くので、この後の洗顔はより効果的です。

ゆっくり湯船につかる時間がない場合は、蒸しタオルでいちご鼻を温めると毛穴がぱっくりと開きます。

オイルを使って毛穴を開かせる方法もあります。
使用するオイルは、ホホバオイル、ベビーオイル、オリーブオイルなどがよいでしょう。いちご鼻とのなじみもよく汚れがオフしやすくなります。

やり方は、オイルを手のひらで温めた後、いちご鼻につけて1分ほどそのまま放置します。その後、指の腹で優しくマッサージをしていきます。ティッシュやコットンでふき取った後、洗顔をします。

正しい洗顔の方法を紹介しましょう。

毎日使う洗顔料は、合成界面活性剤、合成着色料、防腐剤、パラペン、香料など添加物が入っていないタイプを選びましょう。天然素材でつくった固形の洗顔石けんはお肌に優しくオススメです。

まず、洗顔をする前に、手を洗い清潔にします。洗顔料はしっかりと泡立てて、たっぷりの泡をお肌の上で転がすように汚れをオフしていきます。泡立て用のネットを使うときめ細やかな泡がつくれます。

毛穴の奥に詰まった角栓を落とすために、お肌をゴシゴシこすり洗いするのはよくありません。たっぷりの泡に汚れを吸着させるようなイメージで優しく丁寧に洗いましょう。

皮膚の薄い目元、口元は、泡を載せるだけでも汚れを十分に落とせます。
すすぎはぬるま湯でしっかりと流しましょう。

洗顔後は、化粧水、乳液、美容液、クリームを使って保湿ケアをしっかりと行ってください。

収れん化粧水を使っていちご鼻の開いた毛穴を引き締める

洗顔後の保湿ケアで使用する化粧水にはさまざまなタイプがあります。角栓が詰まって開いたいちご鼻の毛穴には、収れん化粧水がオススメです。
普段のスキンケアにプラスして使用するとお肌の変化が期待できます。

収れん化粧水の主な作用は、開いた毛穴を瞬時に引き締めるほか、お肌に潤いを与えキメを整えます。お肌につけた後は気持ちよい清涼感があり、お肌のほてりをしずめる作用もあります。

また皮脂のコントロール作用が高いので、オイリー肌のテカリやメイク崩れ防止にもなるでしょう。

しかし、収れん化粧水は使い方を間違えるとお肌へ大きな負担をかけてしまうことになります。一般的な化粧水とは使い方が異なるので、しっかりと覚えておきましょう。

収れん化粧水は、普段の化粧水や乳液で十分に潤いを与えた後のお肌につけるのがよいでしょう。

収れん化粧水に含まれたメントールやアルコールの揮発作用がお肌をクールダウンさせ、毛穴をきゅっと引き締めてくれます。その後、普段使っている美容液、クリームをつけていきます。

収れん化粧水をお肌につける際は、手でつけるよりもコットンで優しくパッティングしていく方法がより毛穴を引き締める作用を実感できるでしょう。

コットンを使ったつけ方のポイントです。
・500円玉より少し多めの量をコットンに含ませます。
・パッティングする時は、ポンポンポンと優しく丁寧に行います。
・毛穴が黒ずんでいる小鼻のまわりは意識してパッティングしましょう。
・パッティングの目安は、お肌がひんやりしてきたら終了です。

収れん化粧水を使用しても、大きく開いた毛穴が目立つ時は、氷水に浸したタオルを絞り、顔に1〜2分ほどあてます。その後、保湿成分が配合された収れん化粧水をたっぷりとつけましょう。

いちご鼻をキレイにするための日常生活でのポイント


いちご鼻は毛穴にたまった角栓が酸化して黒ずんだ状態です。毛穴にたまった角栓をうまく除去できないまま、ずっと放置しておくと、角栓がさらに大きくなっていきます。

毛穴もどんどん大きく開き、ますます目立ってきてしまいます。

また毛穴は、体内の老廃物を排出するデトックス作用を持っている器官でもあります。しかし毛穴が角栓でふさがっていると、デトックスとしての機能は衰え毛穴も開いたままの状態になります。

毛穴が開閉する機能を復活させるためには、体の代謝を改善することが大切です。
その方法を紹介していきます。

1.1日3食しっかりとり、食べる時間も規則正しくする

2.偏った食事や無理なダイエットなどをせず、栄養バランスのとれた食事を心掛ける

3.日常の水分補給は、ミネラルウォーターや白湯を小まめにとるようにする

4.ウォーキングやストレッチなど、普段から軽い運動を取り入れる

5.手首、足首、首を冷やさないようにする

6.お風呂は熱すぎない湯船にゆっくりと入る。半身浴をして血流をよくするのもオススメ

(まとめ)いちご鼻は、正しいスキンケアで改善しましょう

1.いちご鼻の改善策は正しい洗顔とクレンジングにある
2.いちご鼻を改善するクレンジング方法
3.いちご鼻を改善する洗顔方法
4.収れん化粧水を使って、いちご鼻の毛穴を引き締める方法

角栓がたまって黒ずんだいちご鼻は、正しい洗顔とクレンジングで毎日お手入れすることで徐々に改善されていきます。

また角栓がたまって開いた毛穴は、冷水をかけただけではしっかりと引き締まりません。毛穴の汚れをしっかりと除去した後に、収れん化粧水などを使用してケアしていきましょう。