洗顔の時間が長いと、肌トラブルを招きます


洗顔は美肌をつくるスキンケアの基本です。
毎日の汚れをしっかり落とすためには、丁寧な洗顔であるほど、お肌はキレイになります。
しかし、「長く時間をかければよいか」というと、そうではないようです。

そもそも洗顔は、毎日分泌される皮脂の汚れ、空気中のホコリや雑菌、クレンジングの油分などを洗い流すという役割があります。

洗顔の時間が短ければ、毛穴の奥に詰まった汚れがしっかりと除去できずお肌の上に残ってしまうかもしれません。「だから念入りに」といって時間をかけ過ぎると、お肌に必要な皮脂までも洗い流して乾燥肌を招きます。

では、正しい洗顔時間はどのくらいなのでしょう。
洗顔にかける時間の目安は、泡を顔につけてから流すまで約1分といわれています。
あなたにとって、この1分という時間は短いですか?長いですか?

1分の洗顔時間をどう使うかが、美肌をつくるポイントになってきます。
汚れをしっかりと除去する正しい洗い方、洗っていく順番、すすぎ方など、それぞれにコツがあります。

今回は、1分の洗顔時間を上手に使って美肌をつくる正しい洗顔方法を説明します。

理想の洗顔時間で美肌をつくる方法

潤いあるすべすべのお肌、毛穴が目立たないキメの細かい美しいお肌は誰もの憧れです。

こうした理想のお肌を取り戻すためには、お肌についた皮脂や古い角質をしっかりと取り除くことができる正しい洗顔をすることが最重要です。

毎日の洗顔が不十分なお肌は、自然にはがれ落ちずに残った角質がどんどん蓄積されていき、余分な皮脂と混ざりあって角栓をつくります。角栓が酸化すると黒ずみ毛穴、お肌のくすみなどのトラブルを引き起こします。

正しい洗顔を行うことで皮膚の汚れが取り除かれ、洗顔後に使う化粧水や美容液などの美容成分がお肌の角質層まで浸透しやすくなります。そうなると、保湿ケアで整えたお肌の変化が実感できます。

高級な美容液をたっぷり使っても、お肌が清潔でなければ元も子もないということです。正しい洗顔、洗顔後の保湿ケアまでをしっかりと身につけることで、美肌を取り戻せるのです。

洗顔でやりがちな7つの間違い


毎日の洗顔で、どこが間違っていたの?と疑問を持つ人もいるでしょう。ここでは、間違った洗顔方法を説明していきます。これまで行ってきた洗顔方法をチェックしてみましょう。

1.1分以上かけて洗顔をしている

洗顔時間は約1分が目安です。
それ以上、お肌に洗顔料を載せていたり、水やお湯で流し続けていたりするとお肌に負担をかけてしまいます。

必要な皮脂までも洗い流してしまい、乾燥など肌トラブルを招く原因にもなります。

2.1日2回以上洗顔をしている

メイク崩れの原因にもなるテカリが気になったり、もともとオイリー肌気味だったりという理由で、お肌をすっきりさせようとして1日に何度も洗顔をする人がいます。

しかし、洗顔は1日2回までがよいでしょう。
それ以上の洗顔は、お肌に必要な皮脂までを洗い流してしまい、乾燥肌を引き起こします。

すると、それ以上乾燥がひどくならないようにと、さらに皮脂を分泌させてしまうのです。乾燥することで、皮脂が過剰分泌されてしまうのです。
皮脂を除去しようと洗顔をしているのに、これでは逆効果です。

お肌の状態によっては、洗顔料の使用も夜のみにして、朝はぬるま湯でさっと流すだけでも十分です。

また皮脂浮きが目立つ部分だけを洗顔料を使って洗浄し、乾燥している部分はお湯で流すだけにするなど、日々の自分の肌の状態を見極めながら洗顔方法を変えることも美肌づくりには大切です。

3.熱いお湯で洗っている
お肌のテカリや皮脂汚れ、毛穴の詰まりなどが目立つお肌は、水やぬるま湯よりも熱いお湯を使った方がしっかりと汚れが取れるような感じがします。

しかし洗顔時の熱いお湯の使用は、お肌を痛めつけるだけです。余分な皮脂だけでなく、お肌の潤いを保つために必要な皮脂までも洗い流してしまい、乾燥などの肌トラブルを招く恐れがあります。

お肌に必要な皮脂は、汗と混ざりあって皮脂膜となります。皮脂膜は天然のクリームとも呼ばれており、お肌の保湿と保護機能の役割を果たしています。

皮脂と汗が混ざってできた皮脂膜の具体的な働きは、
・角質層の水分の蒸発を防ぎ水々しい潤いあるお肌をキープすること。

・お肌を弱酸性に保つことで、善玉菌が繁殖しやすい環境が整い、病原菌や細菌などの繁殖を防いでいます。

・お肌を油膜でおおうことで、お肌が受けた衝撃や刺激を逃がす働きがあります。

このようにお肌を守っている大切な皮脂を、熱いお湯で流してしまわないようにしましょう。

・角質が無防備にはがれるのを防いで、肌トラブルからお肌を守っています。角質がどんどんはがれ落ちていってしまうと、肌荒れ、敏感肌、毛穴トラブル、ニキビなどのさまざまなお肌のトラブルが起きます。

皮脂と汗が混ざって作られる皮脂膜には、健康なお肌を維持する大切な役割があります。熱いお湯で時間をかけて洗顔を続けると、お肌はどんどんダメージを受けていくのが理解できますね。

4.シャワーで流す
夜の入浴時に洗顔をしている人は、シャワーを使っていることでしょう。すすぎの時にシャワーを使うと楽に泡が落とせる、シャワーの水圧がお肌に気持ちよいといった声を聞きます。

このシャワーの水圧が乾燥肌や肌荒れ、毛穴トラブルを引き起こす原因となるのです。入浴で柔らかくなった角質層にシャワーが強くあたると、角質層が一緒にはがれてしまいます。

本来必要な角質層がはがれ落ちてしまうと、お肌トラブル、シワやたるみなどお肌の老化の原因にもつながります。

洗顔後にお肌のハリや潤いを与える美容液を使っていても、シャワー洗顔をしていたら、せっかくの美容効果が薄れてしまいます。

5.水で洗っている

「熱いお湯がダメなら、冷たい水は美肌によい」というわけではありません。

お肌の皮脂汚れは水では落ちにくいため、毛穴に詰まった皮脂汚れ、皮脂線が集まるTゾーンの皮脂汚れを除去するのは難しいでしょう。
また急激に冷えによる刺激で、お肌はダメージを受けてしまいます。

毎日の洗顔は、ぬるま湯を使うのが正しい洗顔方法です。

6.洗顔料をしっかり泡立てていない

正しい洗顔方法で最も気をつけたいのが、洗顔料をしっかりと泡立てるということです。洗顔料をそのまま顔に広げて洗っているのは、お肌を清潔にするどころか負担をかけているだけです。

洗顔料をしっかり泡立てるメリットは
・たっぷりの泡の力で皮脂汚れを浮き出し、泡に吸着させて洗浄します。泡が洗浄力を引き出します。

・泡がお肌と手の間のクッションとなり、お肌の刺激となる摩擦を引き起こしません。

・洗顔料に入っている洗浄成分がお肌から落ちやすくなり、すすぎが簡単になります。

洗顔料はさまざまなタイプがありますが、どれもしっかりと泡立て、たっぷりの泡で洗顔するのが正しい方法です。

泡立てがうまくできない、時間がかかって面倒だ、という人は、泡立て用のネットがオススメです。手に泡立てるよりも短い時間でキメ細やかな、もこもこの泡をつくることができます。

その方法では皮脂汚れも顔についたホコリもしっかりと落とせないばかりか、お肌を手で摩擦してしまうので、肌荒れやシミなどの原因にもつながります。

7.ゴシゴシ力を入れて洗っている
洗顔は強い力を入れてないこと、ゴシゴシお肌をこすり洗いしないことが鉄則です。たっぷりの泡を使って汚れを浮き出し、泡に吸着させて洗浄していきます。

ゴシゴシこすり洗いをすると摩擦が生じ、お肌のたるみやくすみ、肌荒れや乾燥などさまざまなトラブルのもととなります。

8.洗う順番が間違っている
洗顔料は皮脂の多い額や鼻のTゾーンから載せていきます。その後、頬や顎などのフェイスライン、最後に皮膚の薄い目元、口元の順に洗っていきます。

皮脂の多いパーツから洗うことで、お肌に負担をかけずに皮脂を除去し、乾燥を防ぐことができます。

正しい洗顔方法


自己流の洗顔方法の間違いをいくつ見つけられたでしょうか。さっそく、正しい洗顔方法を説明していきましょう。

1.除菌ハンドソープなどを使って手を清潔にします。

2.洗顔料を手に取りしっかりと泡立てます。たっぷりの泡を皮脂量の多い鼻の周り、額などのTゾーンから載せて洗っていきます。泡を転がしながら優しく丁寧に洗います。

3.フェイスライン、皮膚の薄い目元、口元を洗います。皮脂量が少ないパーツはたっぷりの泡を載せるだけでも汚れは除去できます。

4.ぬるま湯でしっかりと泡を落としましょう。清潔なタオルをお肌に優しく押しあて、水分を押さえるように拭き取ります。

洗顔後は必ず保湿ケアをしましょう

洗顔後は時間を置かずにすぐに保湿ケアをしましょう。洗顔後の皮脂や古い角質が除去されキレイになったお肌は、まさに何にも守られていない状態です。

洗顔後は1分以内に保湿ケアを始めるのが理想とされています。
洗顔したお肌を長時間放置しておくとすぐに乾燥が始まり、角質が硬くなってしまいます。化粧水の浸透も悪くなり美容成分の作用が期待できなくなります。

洗顔後は、乾燥が進まないうちに化粧水でしっかりと水分を補給し、美容液、乳液、クリームの順につけてしっかりと保湿しましょう。

その際、化粧水や乳液の上手なつけ方を紹介します。
コットンを使う派、手でつける派とありますが、いずれも手で顔をおおって優しく押さえ込むようにしてつけるのがオススメのやり方です。

手の体温によって、化粧水や乳液がほどよく温まり、お肌への浸透力もアップします。さらに手で顔を押さえることで、パックをしているように密閉され、お肌の奥まで美容成分が浸透していきます。

手で付ける際に気をつけたいのは、パチパチとお肌をパッティングしないことです。お肌をたたくことになり、刺激によって赤ら顔の原因にもなります。

(まとめ)美肌をつくる洗顔は、1分以内におさめるのがベストです

1.洗顔でやりがちな7つの間違い
2.正しい洗顔方法
3.洗顔後の保湿ケアが重要

洗顔に長い時間をかけても、しつこい汚れがしっかりと除去できるものではありません。時間ではなく洗顔方法が大切なのです。

1分という短時間でも正しい方法で洗顔を行えば汚れは取り除くことができます。自己流の洗顔方法を見直して今日から、美肌づくりを始めましょう。