正しい洗顔方法で、お肌の皮脂対策をしましょう


「額や鼻の周りのテカリが気になって、日中何度もメイク直しをしています。朝晩の洗顔をしっかりしているのに、どうして皮脂が浮いてくるのでしょう。周りの人に不衛生と思われていないかとても気になります。」

「毎日お肌のお手入れを丁寧に行っているのに、皮脂が浮いてきてお肌のテカリが気になるという悩みを抱えている人は意外と多いものです。夏になると悩みはさらに深刻です。」

こんな悩みはありませんか?

顔の皮脂が多いのは、もともとオイリー肌の人もいれば、間違ったスキンケアによって皮脂が過剰に分泌してしまっているタイプの人、偏った食生活や不規則な生活習慣などさまざまな原因があるようです。

過剰な皮脂分泌は、お肌のテカリなど見た目の悩みだけでなく、そのまま放っておくとニキビや肌荒れ、乾燥肌など肌トラブルにもつながります。

体質的な要素が原因であっても、顔の皮脂対策は、毎日の正しい洗顔方法でしっかり皮脂汚れを洗い流し、清潔なお肌を保つことが肝心です。そうすれば健康的な美肌を取り戻すことができるのです。

今回は、皮脂対策の正しい洗顔方法を説明します。

お肌の皮脂を改善する正しい洗顔方法

お肌の皮脂が過剰に分泌されることで、お肌には多くの負担がかかります。
たとえばもっとも多くの女性が悩んでいるメイク崩れの原因にもなる顔のテカリや、お肌に触れた時のべたつきは気分が悪いものです。

過剰に分泌された皮脂を洗い流さずにお肌の上に載せたままにしておくと、酸素に触れた皮脂は酸化し、お肌のくすみの原因にもなります。一気に老け顔の印象になってしまいます。

また皮脂腺は毛穴に開口しているため、皮脂が過剰に出ると毛穴も大きく開きます。とくに皮脂腺が多い額や鼻の周りのお肌は、ボツボツとした毛穴が目立ってしまうでしょう。

余分な皮脂が毛穴に詰まってしまうと、黒ずみ毛穴や、ニキビの原因にもなります。

過剰な皮脂はそのままにせず、毎日しっかりと洗い流しておくことが大切です。

皮脂の働きとは

皮脂は美肌の大敵と思われがちですが、皮脂がなくては健康なお肌はつくられないのです。そもそも皮脂が分泌される理由には、お肌を守る役割があるからなのです。

1.保湿の役割
皮脂は毛穴の内部にある皮脂腺から分泌されています。皮脂はトリグリセリド、ワックスエステル、スクアレンなどの油からできており、それらの皮脂と汗などが混ざり合って皮脂膜をつくります。

皮脂膜は、お肌の上に薄い膜状に広がって、お肌の水分蒸発を防ぐ役割を果たしています。

2.抗菌の役割
お肌の表面には、皮脂をエサとして増殖する常在菌といわれる善玉菌が存在しています。常在菌はお肌の表面を弱酸性にキープする働きがあり、そのおかげで病原菌や細菌の繁殖を防いでいるのです。

3.保護の役割
皮脂がお肌に広がっていることで、外部の刺激や傷などからお肌を守っています。

こうした皮脂の役割を知ることで、皮脂をゴシゴシと洗い流すだけがお肌によい洗顔方法ではないことが分かってきます。

乾燥しているのにお肌が皮脂でテカテカしている


秋や冬などの乾燥している季節に、顔が皮脂でテカテカしているという悩みも多く聞かれます。夏の暑い日ならまだしも、どうして乾燥したシーズンに皮脂が浮いてくるのでしょうか。

このテカリの原因は、お肌の乾燥によるものなのです。乾燥肌の人の場合は、空気が乾燥していると、どんどんそのままカサカサになってしまいます。

しかしもとがオイリー肌の人は、これ以上カサカサにならないように、お肌が必死に皮脂を分泌して水分蒸発を防ごうとしているのです。その結果としてお肌がテカテカになってしまうのです。

乾燥している季節に、お肌にテカリが出る原因はまさにコレなのです。

夏の季節も要注意です。一日中エアコンを使った室内で過ごしている人は、送風で乾燥してお肌はすぐにカサカサになってしまいます。

乾燥肌になると、皮脂が過剰に分泌してしまい、真夏なのにさらに皮脂が目立ってしまいます。

皮脂が出過ぎているからと、洗顔を何度も行ったり、あぶらとり紙で皮脂をゴシゴシ拭き取ったりするのは、逆効果です。お肌を乾燥させてしまい、さらに皮脂が過剰に分泌してしまいます。

正しい洗顔方法で余分な皮脂だけを洗い流し、洗顔後はしっかりと保湿ケアを施し水分補給をすることで、カサカサお肌と過剰な皮脂によるテカテカお肌、どちらも改善していきます。

皮脂を抑える洗顔料の選び方

洗顔料はさまざまなタイプがありますが、自分の肌質に合ったものを使っていますか?

お店で勧められたから、友だちがよいと言っているからなどでなんとなく使っている人は、毎日使う洗顔料を見直してみましょう。

もっともスタンダートなフォームタイプはチューブの容器で使いやすく、泡立ちも早く、いろいろな肌質に合わせた商品が出ています。

クリームタイプやパウダータイプの洗顔料は、お肌への刺激も少なく、敏感肌や乾燥肌にもよいといわれています。

泡で出てくるタイプ・泡立てる必要のないリキッドタイプ・ジェルタイプは、洗浄力が高いため、オイリー肌に向いています。しかし合成界面活性剤や防腐剤、発泡剤など添加物も多く配合されているのがデメリットです。

こうしたさまざまな洗顔料の中でも、固形石けんはお肌に必要な皮脂はそのまま残して、余分な皮脂をしっかりと落としてくれるおすすめの洗顔料です。洗い上がりもさっぱりしています。

固形石けんは、天然成分で作られているものがほとんどで、お肌の刺激となる合成界面活性剤などの添加物が配合されていません。どのような肌質でも安心して毎日使えます。

またお肌は弱酸性のため、弱酸性の洗顔料がもっともお肌には優しいといわれています。しかし弱酸性の洗顔料は洗浄力が弱く、皮脂汚れや古い角質をしっかりと洗い流すことができません。

皮脂汚れや古い角質がお肌に残ってしまうと、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーが正常に機能しなくなります。ターンオーバーが乱れると肌荒れや乾燥、ニキビなどの原因を引き起こしてしまいます。

洗い上がりのつっぱり感は、お肌が一時的に弱アルカリ性になるためです。しかし30分もすればお肌は自分の力で弱酸性に戻ります。

なんら問題はないのですが、それでもつっぱり感が気になる場合は、保湿成分が配合された固形石けんを選ぶとよいでしょう。

皮脂を抑える正しい洗顔方法

余分な皮脂によるお肌のテカリが気になるからと、必死に洗顔してお肌に必要な皮脂までも流してしまうのは間違った洗顔方法です。皮脂を落とし過ぎないのが、正しい洗顔方法です。

洗顔をする前にホットタオルで、余分な皮脂汚れを落としやすくしておきましょう。ホットタオルを顔に載せることで、ホットタオルの蒸気と熱で毛穴が開き、毛穴の奥に詰まった皮脂汚れも落としやすくなります。

また血行がよくなり、顔のむくみ・くすみ・目の下のクマまでも改善します。老け顔が一気に明るくなる作用も期待できます。

またリラックス作用もあるので疲れやストレスも軽減されるでしょう。

ホットタオルの作り方は、水でぬらしたタオルを電子レンジで加熱するだけです。電子レンジの種類にもよりますが、30秒から1分を目安に加熱します。

タオルを開いて温度を確認してから顔に載せましょう。でき上がったホットタオルを顔に2〜3分載せます。

この時、ゴシゴシとこすらないようにしましょう。毛穴が開いたところで、すぐに洗顔をしていきます。

正しい洗顔方法の手順

1.洗顔前には手をよく洗い清潔にしておきます。ぬるま湯で顔を流します。

2.洗顔料を泡立てます。泡立て用ネットを使ってキメ細かなたっぷりの泡をつくりましょう。

3.たっぷりの泡を顔に載せていきます。皮脂線の多い鼻、額、フェイスライン、最後に頬へと順に載せて洗っていきます。

洗い方はたっぷりの泡をお肌の上で優しくなでるようにして、手を動かしていきます。皮脂汚れを落としたいからとゴシゴシとこすり洗いするのは、お肌を傷つけてしまう行為です。

たっぷりの泡に、皮脂汚れを吸着させるようなイメージで、全体を20秒ほどで洗い上げましょう。

4.すすぎはぬるま湯で、しっかりと泡を流しましょう。冷たい水は皮脂が落ちにくく、熱いお湯ではお肌に必要な皮脂までを流してしまうので、ぬるま湯がベストです。

すすぐ際に、シャワーを使って流す人がいますが、シャワーの水圧はお肌にとって大きな刺激となります。角質がはがれてしまうこともあるので、ぬるま湯を手に取って優しく洗い流しましょう。

5.洗顔後は清潔なタオルを、お肌に押し当てるように水分を拭き取ります。この時も、お肌をゴシゴシとこすらずに優しく丁寧にふきあげましょう。

洗顔後はすぐに保湿ケアを行います。手順は、化粧水・美容液・乳液・クリームです。

化粧品メーカーによって異なる場合があるので、確認してから行ってください。

お肌の皮脂浮きを改善するための日頃の対策


洗顔のし過ぎや、顔を拭く摩擦など、お肌に刺激を与える行為がますます皮脂を過剰に分泌させる原因です。

また空気が乾燥しているのに、お肌が皮脂でべたつく、テカテカしているのもお肌がインナードライになっているからです。

正しい洗顔方法の他にも、お肌の皮脂を抑えるための日頃の対策を紹介していきます。

1.あぶらとり紙やティッシュなどで皮脂をふき取り過ぎない。

2.洗顔は1日2回まで。それ以上はお肌が乾燥する原因になります。乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こします。

3.毎日使うメイク用品は、クレンジングで落としやすいタイプに替える。

クレンジング剤は合成界面活性剤が多量に配合されているものが多く、お肌への負担も大きくなります。クレンジング剤を長時間お肌に載せないで済むように、落としやすいメイク用品がよいでしょう。

4.夏はエアコンの部屋に長時間いないこと。

5.油脂の多い食事は控え、バランスの取れた食生活を心掛ける。

(まとめ)正しい洗顔で美肌を取り戻す

1.皮脂の働きとは
2.乾燥しているのにお肌が皮脂でテカテカしている
3.皮脂を抑える洗顔料の選び方
4.皮脂を抑える正しい洗顔方法

健康なお肌に皮脂は必要不可欠です。皮脂を洗い流し過ぎないことが美肌をつくるポイントです。

洗顔料と洗顔方法の見直しで、美肌を目指していきましょう。