洗顔するとピリピリ痛いのは間違ったスキンケアが原因です


日焼けをしたわけでもないのに、洗顔するとお肌がピリピリと痛くなり、洗顔料をしっかり洗い流しても痛みが治まらない。

洗顔をしてピリピリ痛みがあるので、化粧水をつけて痛みを抑えようとしたけれど、全くよくならない。逆に化粧水がお肌にしみて、痛みがひどくなった。かゆみも出てつらい思いをした。

こうしたお肌のトラブルを経験したことはありませんか?
症状が長く続く人もいれば、一時の痛みでいつの間にか治まっている人もいます。

洗顔するとピリピリ痛むのは、季節の変わり目や秋冬の乾燥する時季に多く見られます。また女性の場合であれば生理前後のホルモンバランスが影響している時などが多いようです。

毎日の洗顔時にピリピリ痛むというケースもあります。

また女性の生理前に、ニキビが増えてしまう肌質の人は、洗顔するとしばらくピリピリとお肌が痛むという場合もあるようです。

今回は、洗顔するとお肌がピリピリと痛むさまざまな原因と、痛みを改善する方法を紹介します。

洗顔するとピリピリ痛い、原因と改善策

お肌がピリピリ痛むのはどんな時かを考えてみてください。人によってその原因は異なります。

お肌トラブルや身体の不調を抱えていませんか?寝不足やストレス、偏食や生活習慣の乱れなどはありませんか?

洗顔するとお肌がピリピリ痛くなる原因には、さまざまなことが考えられます。たとえばお肌のバリア機能の低下です。

お肌の乾燥や外部の刺激から守るバリア機能が低下して、刺激に敏感に反応しているからです。

お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーの乱れによって、角層などの表皮や真皮が薄くなるとお肌がピリピリ痛みます。

またお肌が敏感になっていると化粧品が刺激となってピリピリとお肌が痛みます。化粧品に配合されている添加物がアレルギー反応を起こしているということもあります。

原因を知ることで、洗顔時のピリピリ痛い症状の改善策も見えてきます。では原因を詳しく説明していきましょう。

洗顔するとピリピリ痛くなる原因とは


洗顔するとピリピリ痛くなる原因を詳しくみていきましょう。

1.お肌のバリア機能の低下
人の肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織という3層から成り立っています。お肌の一番表面にある表皮には角質層があり、保湿成分が存在する角層細胞が積み重なっています。

角質層は、お肌のバリア機能と保湿機能を備えています。角質層を構成する角層細胞のすき間を細胞間脂質が埋めています。

そして角質層の表面を皮脂膜が覆っています。

この角質層の構造によって、お肌は適度に潤いをキープし、しなやかで弾力のある美しいお肌を維持できるのです。それぞれの働きを詳しく説明していきます。

角層細胞のすき間を埋める細胞間脂質は、セラミド・遊離脂肪酸・コレステロール・コレステロールエステルから構成されています。

細胞間脂質は外部からの刺激の侵入を防ぐバリア機能、体内の水分の蒸発を防ぎお肌を乾燥や肌荒れから守る働きを持っています。

お肌の表面は皮脂膜の働きによって潤いが維持されています。皮脂膜は皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗などが混ざりあってできた物質です。

皮脂膜は角質層の表面から水分が蒸発するのを防ぎ、お肌に潤いを与えます。そのため皮脂膜が適度なお肌はしっとりとした潤いとなめらかな肌触りのある美しいお肌です。

しかし皮脂膜を構成する皮脂が過剰になると、ベタベタとしたオイリー肌になり、お肌が汚れやすくなり、毛穴詰まりや黒ずみ、ニキビなどの肌トラブルを起こしやすくなります。

逆に皮脂膜が少なくなると、乾燥や肌荒れなど、お肌を保護する力が低下してしまいます。

洗顔した時にお肌がピリピリ痛むのは、このお肌のバリア機能が低下したことが原因です。お肌は少しの刺激にも敏感になり、炎症を起こしやすくなっている状態です。

バリア機能を低下させる原因には、洗顔時に強くお肌をこするなどの間違った洗顔方法、外部からの強い刺激、アトピー性皮膚炎、睡眠不足や偏った食生活などが考えられます。

2.ターンオーバーの乱れ
お肌の一番表面にある表皮や真皮が薄くなると、洗顔した時にお肌がピリピリと痛むことがあります。お肌が乾燥しやすく、赤くなったり、かゆみが生じたりすることもあります。

お肌が薄くなる原因としてまず挙げられるのは、加齢です。女性ホルモンのエストロゲンが年齢を重ねるごとに減少して、真皮にあるコラーゲンやエラスチン生産量が低下してしまうからです。

コラーゲンやエラスチンは、お肌の弾力やハリをつくる細胞です。加齢にともなって減少していく物質ですが、若い人の間でもお肌が薄くなる減少がおきています。

その原因としては、お肌をゴシゴシと強くこする間違った洗顔、クレンジングや頻繁に行うピーリングなどがあります。

それらはすべて角層にダメージを与えてしまう間違ったスキンケアで、お肌がそのダメージを修復しようとしてお肌の新陳代謝といわれるターンオーバーのサイクルを早めてしまいます。

ターンオーバーのサイクルが乱れた結果、未熟な角層細胞がどんどん積み重なってしまい角層が薄くなってしまうのです。

3.化粧品の刺激

バリア機能が低下や、ターンオーバーの乱れによりお肌が薄くなることで、敏感になってしまいます。そうすると毎日使っていた化粧水で刺激を感じたり、炎症を起こしたりします。

化粧水には、アルコールや界面活性剤などが配合されていますが、そうした添加物にお肌が反応しピリピリ痛むことがあります。また香料や防腐剤にアレルギー反応を起こして肌がかぶれてしまう可能性もあります。

4.コットンなどの刺激
お肌のバリア機能の低下などでお肌が敏感になっていると、化粧品をつける際のコットンを使用するだけでも刺激となりピリピリ痛むことがあります。

洗顔するとピリピリ痛むときの改善策<洗顔方法>

洗顔するとピリピリ痛む時の改善策でもっとも重要なのは、正しいスキンケアです。間違った洗顔、クレンジングを続けることで、お肌は傷つき、お肌のバリア機能が低下してしまいます。

正しい洗顔方法のポイントは、たっぷりの泡で優しく洗うことです。強い力でゴシゴシこすり洗いをしても汚れは落とせません。

逆にお肌の負担になるだけです。

では正しい洗顔方法の手順を説明していきましょう。

1.洗顔前に、手をキレイに洗浄し清潔な状態にしておきましょう。

2.ぬるま湯で顔をざっと流します。

3.洗顔料をしっかりと泡立てます。手を逆さにしても落ちないくらいの濃密な泡が目安です。

泡を立てる時は、差し水を繰り返しながら、空気を巻き込むようにするとキメの細かい弾力のある泡がたっぷりと作れます。

時間に余裕がない場合は、泡立て用のネットを使ってもよいでしょう。短い時間でたっぷりの泡をつくることができるのでおすすめです。

4.たっぷりの泡をクッションにして、顔全体を優しく洗っていきます。泡を転がるように洗うとたっぷりの泡が汚れを吸着してくれます。

お肌をゴシゴシとこすり洗いする必要はありません。

5.ぬるま湯でしっかりとすすぎます。髪の生え際や鼻の周り、フェイスラインはすすぎ残しが多い部分なので意識してすすぎましょう。

6.清潔な柔らかいタオルで水分を拭き取ります。お肌をゴシゴシとこすらずに、軽く押さえるように優しくふきあげます。

洗顔するとピリピリ痛むときの改善策<洗顔料の選び方>


毎日使う洗顔料は自分の肌質にあったもの、お肌に負担のかからない洗顔料選びが大切です。これまでなんとなく選んでいた洗顔料を見直してみましょう。

洗顔料には昔ながらの固形の石けんから、クリームタイプ・リキッドタイプ・泡タイプ・パウダータイプなどまでさまざまな商品があります。

洗顔料には、潤い成分が配合されているもの、洗い上がりがさっぱりするもの、爽快感があるものなどそれぞれに特徴があります。しかしそうした特徴を出すためには、さまざまな添加物が配合されています。

洗顔料に配合されている添加物の中でも、水と油を混ざりやすくして脂汚れを落とす合成界面活性剤は、お肌のバリア機能の役割をするセラミドを洗い流すといわれています。

またお肌に必要な皮脂や角質までも洗い流してしまうため、乾燥や肌荒れなど肌トラブルを引き起こす原因にもなります。

合成界面活性剤は、水やお湯でしっかりとすすいでも、お肌に成分が残ってしまうという特徴もあります。これがさらに、お肌には悪影響を与えてしまう原因になるのです。

毎日使う洗顔料は、合成界面活性剤のほか、合成着色料、香料、防腐剤、パラベンなどといった余計な成分が入っていない、シンプルな洗顔料を選びましょう。

おすすめは天然由来の成分のみで作られた固形石けんです。泡立てに多少時間はかかりますが、皮脂汚れをしっかりと落とし、洗い上がりもさっぱりしています。

どのような肌質でも安心して毎日使うことができます。

お肌がピリピリするときの対処法

お肌がピリピリ痛い時の改善策として、正しい洗顔方法と、毎日使う洗顔料の選び方を紹介してきました。その他にも、毎日のスキンケアで気をつけたいことを紹介します。

1.かゆみをともなう時は冷やします
お肌がピリピリ痛いうえに、かゆみがある時は、保冷剤をタオルに巻いたものや、冷水に浸したタオルなどでその部分を冷やしましょう。

2.洗顔後の保湿ケア
洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿ケアをします。お肌がピリピリ痛い時は、敏感肌用の低刺激制の化粧品に替えるのがおすすめです。

保湿ケアの手順は、化粧水・美容液・乳液・クリームが一般的です。つける時はコットンを使うと繊維が刺激となるので、手のひらで優しく浸透させていきます。

3.洗顔は1日に2回がベスト

洗顔は1日2回が理想とされています。夜はクレンジングと洗顔料を使って汚れをオフします。

朝はお肌の状態に合わせて洗顔料を使わずにぬるま湯だけでもOKです。1日2回以上の洗顔は、乾燥肌や皮脂の過剰分泌など肌トラブルの原因になります。

(まとめ)お肌の痛みの改善策は、正しい洗顔をすることです

1.洗顔するとピリピリ痛くなる原因とは
2.洗顔するとピリピリ痛む改善策
3.お肌がピリピリ痛い時の対処法

洗顔をしてお肌がピリピリ痛むのは、お肌のバリア機能が低下したことや、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーの乱れなどが原因です。改善策としては正しい洗顔方法がとても重要なポイントです。

今日から洗顔方法を見直して、健康なお肌を取り戻しましょう。