たるみ毛穴はスキンケアだけでは治らない


毛穴が目立つ原因はさまざまですが、そのひとつに年齢を重ねるとできるたるみ毛穴があります。頬にできることが多い毛穴のトラブルで、縦に伸びているのが特徴です。

肌を構成している真皮の中のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分があります。これらはハリや弾力を支えていますが、加齢によって減少し、力を弱くしてしまうのです。

こちらは乳液、クリームや美容液などの日常のスキンケアや、食生活の改善などで、体にプラスしていくことができます。

紫外線により、活性酸素がたるみ、毛穴の原因となるのです。

一方で、真皮の奥の皮下組織や表情筋の衰えも、たるみ毛穴の症状を招きます。
リンパや血液の流れが悪くなるからです。

これは、スキンケアではどうにもなりません。
でも、逆にいえばコスメに頼らずとも、表情筋を鍛えることで改善に導くことができる可能性もあります。

そこで、簡単にできるたるみ毛穴解消のためのセルフマッサージ方法をご紹介します。
やりすぎると肌に刺激を与えて逆効果になるので、優しく適度に行うようにしましょう。

加齢とともに増える、たるみ毛穴をマッサージで解消する


コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少を補うため、また紫外線による肌のダメージを回復するためにスキンケアを行うのも必要なことです。

それと同時に、マッサージも取り入れたい毛穴ケアのひとつです。

顔を支えている表情筋は、年齢とともにかたくなり、血流が悪くなったりリンパの流れが滞ったりするようになります。
これが原因で老廃物がたまり、むくんだり脂肪がついたりして、たるみにつながってしまうのです。

こうした血流やリンパの流れをマッサージによって正常に保つことは、たるみ毛穴の改善に欠かせません。

マッサージをするときは、メイクはすべて落としてから行います。
美容液やクリームを均一に顔全体に塗っておくことも忘れずに。
指先が滑るように潤うようになってからはじめましょう。

リフトアップするマッサージの方法

1.額を中心に、円を描きながらこめかみに向かってマッサージをします。

2.人差し指と中指の腹を使って、眉毛を挟むようにして眉頭から眉尻へマッサージをしましょう。

3.眉毛と同様に、鼻筋を人差し指と中指の腹で挟み上下にマッサージをします。

4.頬も同じように指の腹部分をあててこめかみまでマッサージをします。

5.フェイスラインは凝りやすいので、指と指ではさんで耳のあたりまで流すようにマッサージをしていきましょう。

6.最後に、耳の後ろから首筋を通って鎖骨まで流します。

表情筋を柔らかくするマッサージの方法

1.親指以外の4本の指を使って鼻の脇のあたりからこめかみまで伸ばすようにゆっくりと滑らしていきます。

2.頬骨のあたりに力を入れずに同様の4本の指を置いてあごを引き上げ、上に向かって押し上げるようにしましょう。

3.あごを上げて目線を下にし、こめかみに4本の指を置いて上に引き上げます。

4.両方の頬に4本の指を当てて、こめかみの方向にゆっくり円を描きながら滑らせます。

血流やリンパの流れを促進するマッサージの方法(1)

1.中指と薬指の、2本の指の腹を使って、あごから耳の下へ円を描くように優しくマッサージをしていきましょう。
同様に口角から耳のあたりへ、頬骨からこめかみのあたりへマッサージをします。

2.耳の下から鎖骨までを同様にマッサージします。これを左右3回ずつ繰り返してください。優しく軽い力で行うのがポイントです。

血流やリンパの流れを促進するマッサージの方法(2)

1.親指以外の4本の指を使って小鼻の横からこめかみあたりに向かって滑らせます。

2.同様に、頬骨からこめかみに向かって上へ押し上げるようにマッサージをします。

3.そして、フェイスラインに沿うように耳の下までマッサージをしてください。耳の下から鎖骨のくぼみまでリンパを流します。

顔のたるみを解消するマッサージ方法(1)

1.手の甲でフェイスラインを軽い力で叩きましょう。細胞を刺激して顔のたるみを改善します。

2.頬杖をつく体勢になり手のひらの全体で上に持ち上げるようにします。この状態で5秒キープしましょう。

顔のたるみを解消するマッサージ方法(2)

1.あごと両耳を結ぶラインの延長線と、頭のセンターラインが交わるあたりにあるツボを、こぶしでぐりぐりと押してほぐします。ゴールデンポイントといわれるところです。

2.手のひらの下の部分で圧をかけて頬骨からこめかみまで押し流すようにします。

3.同様に手のひらの下の部分で唇の下のくぼみから頬骨まで押し流しましょう。

4.人差し指と中指でフェイスラインを挟むようにしてあごの下から耳の下まで流します。最後に耳の下からデコルテまで流します。

マッサージと顔のエクササイズを合わせた方法


1.親指以外の4本の指で小鼻の横からこめかみのあたりまで、優しく5回押し上げるようにマッサージをしてください。

2.口を「う」のかたちで前に突き出して5秒キープします。

3.口を「お」のかたちでなるべく縦に大きく開いて5秒キープします。このとき、ひたいにシワができないように眉毛も上に持ち上げましょう。

4.最後に「お」のかたちを「あ」にしてから「い」にして5秒キープ。「い」のときは口角を上げるようにします。

1.~4.までで1セットにして、5セット繰り返してみましょう。

顔以外の部分でたるみ毛穴を解消するマッサージ方法

耳たぶをぐるぐる回すことでも、顔全体のリンパの流れを良くすることにつながります。血流やリンパの流れがよくなることによりデトックス効果があり、くすみ解消効果も期待できるでしょう。

また、耳の上あたりに両方の手のひらをあてて、頭皮とともに顔全体を引き上げるといった頭皮のマッサージも、肌のリフトアップにつながります。頭皮の血行不良は肌のくすみやたるみの原因になることもあるのです。

「かっさ」を使ったたるみ毛穴を解消するマッサージ方法

「かっさ」とは、もとは中国に古くから伝わる民間療法で、2,500年前の医学書にはすでにその原型となった治療法が記されています。
専用のプレートや中華料理のレンゲを使って体を刺激し、不調を改善していくものです。

かっさプレートと、クリームやオイルなどの肌に優しい潤滑剤となるものを準備します。
強い力は入れず「イタ気持ちいい」くらいが目安です。かっさを使ったマッサージは、リンパおよび毛細血管にもアプローチできます。

1.こめかみから耳の前まで、あごから耳の下まで、鎖骨の上を内側から外側までという順で、顔の輪郭に沿ってかっさを動かします。左右ともに行いましょう。

2.リンパの流れが整ったところで、顔全体をマッサージします。
顔の上や額は下から髪の生えぎわに向かって、顔の中央の部分は小鼻の横からこめかみに向かって行います。

口のまわりは口角の横から耳の前に向かって、顔の下部はあごの中心から耳の前に向かって、らせん状にこまかく動かすように左右ともに行いましょう。

3.髪の生えぎわの真ん中から耳の前へ、小鼻の横から耳の前へ、口角の横から耳の前へ、あごの真ん中から耳の前へという順番で、かっさプレートのカーブを使い大きな動きで耳に向かって老廃物を集めます。

最後に、耳の下から首を通り、すべてを鎖骨へ流すようにします。

かっさマッサージを行うと、たるみ毛穴ケア以外にもほうれい線、シワ・目の下のクマ、血行不良などの解消が期待できるでしょう。小顔効果もあります。

ただし、ゴリゴリと強い力でこすり過ぎてしまうと逆効果です。また、食後30分以内に行うのも避けるようにしましょう。

そして、かっさマッサージの後は、身体を冷やさず10~20分休むようにすること。水分をしっかり補給することも大切です。

それから、マッサージ直後はたるみ毛穴解消の美容液がよく浸透するので、しっかりつけるようにしてください。

つぼ押しマッサージでたるみ毛穴を解消

女性ホルモンの分泌を促進し、新陳代謝をアップさせるという両方の効果があるツボを押せば、リンパや血流の流れが活性化して、たるみ毛穴を解消する効果が期待できます。

まずひとつめのツボは、耳の穴の前にある三角形の部分の、斜め上あたりのややへこんだところにある「耳門」です。このツボは気の流れを整えて代謝をアップします。

また、膝のお皿といわれる部分の内側から、指3本分くらい上にある「血海」というツボです。
このツボを押すと血行を整えるほか、顔のたるみやくすみなどにも効果が期待できます。

そしてもう一つ、脚の内側にある骨の一番上と膝につながる骨との境あたりにある「陰陵泉」というツボは、体内の水の流れをスムーズにすることで代謝をアップしてくれます。

これらのツボをお風呂でゆっくり押すのがおすすめです。リラックスをしながら押せばさらに効果が期待できます。

毛穴のたるみを促進してしまうNG習慣

たるみ毛穴の原因は、何気ない日頃の習慣にも潜んでいます。

野菜不足、炭水化物が多く魚や肉が足りない献立なども、たるみ毛穴の原因になりかねません。

また、水分不足も美肌のためにはNGです。
コーヒーや緑茶の抗酸化作用も、適量であればたるみ毛穴の予防につながります。仕事中やテレビを見ているときなど毎日飲むようにしましょう。

しっかりとした質のよい睡眠がとれていないのもたるみ毛穴を招きます。
時間が足りていても、眠りが浅く質の悪い睡眠だと、成長ホルモンが分泌せず肌環境が悪化してしまうでしょう。

さらに、紫外線対策が甘いことも肌を老化させます。
日傘や日焼け止めだけでなく、サングラスやファッションでもガードすることが大切。
また、夏だけでなく冬も1年中紫外線対策をするようにしましょう。

お酒やタバコによる皮脂の酸化は、たるみ毛穴を加速させてしまいます。
他にも身体に悪影響を与えるので、酒量を控えたり卒煙したりするようにしましょう。

また、運動不足により代謝が悪くなり、血行不良になることもたるみ毛穴につながります。
ウォーキングなどムリのない範囲で適度に身体を動かす習慣を取り入れましょう。

(まとめ)たるみ毛穴はマッサージして、5歳若返ろう!

1.リフトアップになるマッサージを行う
2.表情筋を鍛えるマッサージを行う
3.リンパの流れや血流を促進してむくみを解消するマッサージを行う

重力で下がってしまった顔の肉をマッサージで引き上げ、リフトアップした顔の状態を保ちます。
同時に、表情筋を鍛え柔らかくし、ハリや弾力を戻します。ステキな笑顔にもなりますね。

またリンパの流れや血流をよくして、細胞が活性化されます。

これらを行うと、たるみ毛穴を解消でき、スベスベでなめらか素肌を取り戻すことにつながります。

ただし、力が強かったり、回数が多かったりなど、やり過ぎにはくれぐれも注意をしましょう。力を抜いて気持ちのいい範囲で行うことを忘れずに。