毛穴トラブルのタイプに合った有効成分を選びましょう


「ポツポツした毛穴の黒ずみが気になって、毛穴によいと言われている有効成分が入った化粧水を毎日使っているけど、改善する気配がない」

「たるんだ毛穴を引き締めてくれるのに有効な成分が入っていると勧められ、化粧水と美容液とクリームの一式を高額で購入したけれど、1年経っても変化がみられない。もう手遅れなの?」

こうした悩みを抱えている人も多い思いますが、毛穴トラブルによいと言われている有効成分が入った化粧品をただやみくもに使うだけでは逆効果です。

毛穴トラブルには、さまざまなタイプがあります。その毛穴タイプに合った有効成分が入った化粧品を使うことで、お肌の変化を実感できるのです。
たとえば、毛穴詰まりがひどく、ブツブツの黒ずみを解消したいのに、たるみ毛穴をケアする成分の入った化粧水をたっぷりと使っても効果は期待できません。

自分の毛穴タイプやトラブルの原因をチェックした上で、適切な化粧水や乳液、美容液を選ぶようにしましょう。

毛穴に良い有効成分を取り入れるポイント


毛穴に有効な成分が配合された化粧品を使うことは、毛穴トラブルを解消するためには適した方法です。

「友人にすすめられた化粧品を使っているのに、自分には変化がない」というように、いつまでたっても毛穴トラブルが解消されない人は、自分に適した有効成分が入っている化粧品を使っていないケースが多いようです。

毛穴トラブルは体質や年齢、日々どんなメンテナンスをしているかなどによって異なり、大きく「開き毛穴タイプ」「たるみ毛穴タイプ」「詰まり毛穴タイプ」の3つに分類できます。

毛穴に良い有効成分を取り入れるために、まずはそれぞれの特徴をチェックして、自分の毛穴はどの毛穴タイプを判断し、把握することから始めましょう。

自分の毛穴はどのタイプ?

どんなトラブルを起こしていて、どのタイプの毛穴なのかを知らないと、適切な対応はできません。ここではタイプ別の特徴を説明し、どんな対策が有効かを解説します。

1.開き毛穴タイプ

開き毛穴タイプは、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が開いた状態です。
このタイプの人は、もともと皮脂腺が大きいタイプです。また、いわゆるオイリー肌の人も毛穴が開きやすくなる傾向にあります。

オイリー肌の人の多くは、水分不足になりがちで、水分と油分のバランスが崩れることで毛穴トラブルが発生していまいます。

毛穴や皮脂腺を小さくするなど、生まれ持った部分は変えられませんが、過剰な皮脂分泌を減らすことで毛穴の開きを抑えることは可能です。

2.たるみ毛穴タイプ

たるみ毛穴タイプは、加齢によってお肌がたるみ、毛穴が縦長のしずく型に変形して広がった状態で、頬に多く見られます。
コラーゲンの減少や真皮や表情筋の衰えによって、お肌のハリが弱くなり表皮がたるんでしまいます。そうすると毛穴も一緒にたるみ、しずく型に垂れ下がってしまうのです。

加齢の他にも、間違ったスキンケアや、毛穴ケアのやり過ぎなどもたるみ毛穴の原因。いずれも肌の弾力が失われることで症状が進んでしまいます。

たるみ毛穴は、ファンデーションのノリも悪くなります。しっかりとメイクをしても暗い影が顔にできやすく、“最近肌がくすんで見える”という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

真皮の衰えが原因の毛穴のたるみは、それにあった成分入りの化粧品を取り入れることで改善されます。

しかし、表情筋による毛穴のたるみは化粧品などによるケアだけではなく、表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れることが必要です。

3.詰まり毛穴

詰まり毛穴タイプは、毛穴に角栓が詰まった状態。角栓とは、古い角質と皮脂が混ざり合った白いかたまりのことです。
角栓は紫外線や空気に触れることで黒く変色するため、長い間そのままにしておくと、ブツブツの黒い毛穴になってしまいます。詰まり毛穴は、皮脂腺が多いTゾーン。鼻の頭や小鼻にも発生しやすいのが特徴です。

角栓が詰まった毛穴は、見た目にも汚れがわかりやすく、そのため鏡を見ながらピンセットで角栓を除去しているという方も多いようです。

はがすタイプの鼻パックで、毛穴から角栓を取り除くのも手軽な方法ですが、やりすぎると毛穴にダメージを与え、さらに角栓を作ってしまいます。

スクラブ洗顔、酵素洗顔なども、毛穴の汚れをすっきり除去するケアとしては定番となっていますが、いずれも過度に行うと、お肌を傷めることがあるので気をつけましょう。

毛穴タイプ別の有効な成分


毛穴のタイプ別に、毛穴トラブル解消が期待できる有効な成分を紹介します。

1.開き毛穴タイプに有効な成分

皮脂の分泌を抑え、汚れた古い角質を落とし、開いてしまった毛穴を引き締める効果が期待できる成分が有効です。

・ビタミンC誘導体
美白やアンチエイジングなどにも有効とされています。皮脂の過剰分泌を抑え、毛穴を引き締める働きがあります。

通常のビタミンCは光や熱に弱く、劣化しやすいためとても不安定な成分です。その弱点を克服して、お肌にしっかりと浸透するよう安定させたものがビタミンC誘導体というものになります。
ビタミンC誘導体の中でも、さらに強力な作用があるのがAPPSという成分です。APPS入りの化粧水は、近年、とても注目されています。

・レチノイン酸(ビタミンA酸)
レチノイン酸は、ビタミンA誘導体で、シワやニキビの治療薬としてアメリカで認可されている医薬品です。皮脂の過剰分泌を抑える働きや、真皮のコラーゲンの生成を促すのでお肌のたるみを改善する働きもあります。

さらに、ターンオーバーを正常にし、お肌の乾燥予防やきめ細かい美しい皮膚へと改善する作用が期待できます。

・エラスチン
お肌のハリや弾力をつくるコラーゲンの働きをサポートするタンパク質です。エラスチンが配合された化粧品を使うことで、お肌にハリが生まれ、毛穴を引き締める効果があります。

2.たるみ毛穴タイプに有効な成分

お肌のハリを取り戻し、毛穴を引き締め、たるみの進行を防ぐことような成分が入った化粧品が有効です。

・セラミド
セラミドは皮膚の角層にある、細胞や水分をつなぐ役目を持っています。そのため高い保湿作用が期待できるでしょう。

・コラーゲン
たるみ毛穴は、お肌のハリが衰えたことでも起こります。コラーゲンをお肌に与えることで、ハリがアップして毛穴が目立たなくなります。

・コエンザイムQ10
サプリメントや食品にも配合されているコエンザイムQ10は、抗酸化作用が高い成分です。お肌の細胞が活性化することでお肌にハリを与えるので、たるみ毛穴の改善に効果的です。

・フラーレン
フラーレンは、強力な抗酸化作用が特徴で、ビタミンCの約170倍以上もの抗酸化力があるといわれています。皮膚の老化を予防し、ハリと弾力のあるお肌をつくり毛穴のたるみを改善します。

3.詰まり毛穴に有効な成分

皮脂と古い角質が残ってしまったものが詰まり毛穴です。解消するためには、古い角質を取り除く作用がある成分が入った化粧品を選ぶことがポイントです。

・アミノ酸
アミノ酸は血液循環を良くし、コラーゲンの生成を進める働きがあります。お肌の新陳代謝が高まるので、毛穴に詰まった角栓の除去にもつながります。

・サリチル酸
サリチル酸は、化粧品では古い角質を除去するピーリング剤として使われている薬品です。角質を溶かして、新陳代謝を促します。皮脂に詰まった角栓が除去され、毛穴汚れが解消できるでしょう。

・フルーツ酸(AHA)
頑固に残った古い角質や皮脂を取り除くピーリング作用と、角質層の保湿力を高める効果があります。また皮膚細胞のターンオーバーを活発にし、お肌のハリや弾力が良くなり、開いた毛穴が引き締まります。

毛穴トラブルの原因は?

毛穴トラブルには、さまざまな原因があるということを見てきました。

「開き毛穴タイプ」は、皮脂腺が大きめで、皮脂が過剰に分泌される方に多く見られるトラブルです。

また、加齢によるお肌のたるみや毛穴のゆるみによるのが「たるみ毛穴」。

皮脂と古い角質が混ざり合ってできた角栓を除去しきれずに、毛穴に汚れが蓄積してしまう「詰まり毛穴」は、本来持って生まれたお肌タイプに関係なく多くの方に見られるお肌トラブルです。
お化粧を落とさないまま寝てしまったり、丁寧に洗顔をしなかったりということも原因といえます。

体質・加齢・日々のメンテナンスと原因はそれぞれですが、毛穴が気になってくるとやってしまうのが過度のケアや間違ったケアです。

頻繁にはがすタイプの毛穴パックを使ったり、汚れを爪で搔きだそうとしたりしていないでしょうか。また、使っている化粧品は、お肌のトラブルに適したものでしょうか。

良かれと思ってしたことが、お肌にストレスを与え毛穴を目立たせている可能性もあります。自分の毛穴のタイプを知り、合ったケアをすることで、毛穴トラブルは改善されていくということを覚えておきましょう。

(まとめ)毛穴トラブルは、タイプ別の対応で解消できる

1.自分の毛穴はどのタイプ?
2.開き毛穴タイプ
3.たるみ毛穴タイプ
4.詰まり毛穴タイプ
5.毛穴タイプ別の有効な成分

以上のポイントを考慮して、自分の毛穴のトラブルの原因と、改善するにはどの成分が必要なのかをまず知ることが大切です。
自分に合った有効成分が配合された化粧品を使うことで、毛穴トラブルは解消されるでしょう。

さらに、常にバランスの取れた食事を摂り、規則正しい生活と適度なストレス解消を心掛けること。そうすれば、きっとキレイなお肌を手に入れることができるでしょう。