質の良い睡眠が毛穴レスの美肌をつくる


しっかり洗顔しているのに、全然毛穴がキレイにならない。

過剰な皮脂分泌が開き毛穴の原因と聞いたので、脂っこい食事を取らないように毎日気をつけているのに、いつまでたっても毛穴は開きっぱなしで改善の見込みがない。

フェイシャルエステにも通っているし、サロンの高価な化粧品を使っているのに、キレイなお肌が持続しない。メイクでも隠せないほど、すぐに毛穴が目立ってしまう。

このような毛穴トラブルで悩んでいませんか?

いろいろな毛穴ケアを試みても、一向に良くならないのは、もしかしたら睡眠不足が原因ではないでしょうか?

睡眠不足はお肌の大敵とよく言いますが、睡眠と毛穴にも大きな関係性があるのです。

毛穴の開きが目立つ、毛穴が詰まるなど、そもそも毛穴トラブルは、お肌の不調が原因で起こります。
たとえば、お肌に弾力があれば、毛穴を内側から押し上げて、毛穴は目立たなくなりますね。

しかし睡眠不足になるとお肌は次第にハリを失い、毛穴がパックリと開いてしまいます。
メイクをしても隠せないほど目立ってしまう、という悲劇も起こることもあるでしょう。

毛穴レスの美しいお肌を目指すためには、質のよい睡眠を取ることがとても大切なのです。

毛穴の開きを改善する、質のよい睡眠とは


毛穴レスの美肌には、ただ睡眠時間を長く取ればよいというものではなく、質のよい睡眠がポイントなのです。
では質のよい睡眠とはどんなものでしょうか。

質のよい睡眠を十分に取った翌朝は、目覚めも良く、身体の疲れもスッキリと取れています。
しかし質の悪い睡眠で一晩過ごした翌日は、心身の疲労が取れず、ぐったりとした目覚めの悪い朝を迎えるでしょう。

身体が十分に休息をとれている質のよい睡眠とは、深い眠りのノンレム睡眠が重要なカギとなります。

睡眠中は、ノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を一晩に4〜5回ほど繰り返していると言われています。

ノンレム睡眠でも、もっとも深い眠りにつくのが最初の1〜2回です。
それは睡眠に入ってから約3時間のことで、その間に深い眠りにたどり着けば、脳も体も休めることができ、翌朝スッキリと起床できるのです。

美肌の大きな役割、成長ホルモン

もっとも深い眠りのノンレム睡眠は寝入ってから約3時間となります。
この同じ時間帯に、脳下垂体から、成長ホルモンが多量に分泌されるのです。

成長ホルモンは、身長を伸ばすホルモンとして知られていますが、役割はそれだけではなく、筋肉の発達・代謝を促す・皮膚のハリを保つ・シワを減らすなど、人が眠っている間に、細胞の修復や再生などを行っています。

お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーも、成長ホルモンによって行われています。

寝不足が続くと成長ホルモンの分泌量は低下してしまうのです。
するとターンオーバーの周期が乱れ、古い角質がお肌に残ったままとなり、シワやくすみ・ニキビや肌荒れなどを引き起こしてしまうでしょう。

成長ホルモンは、日中のお肌へのダメージを修復し、新陳代謝を活発にするなど、美肌をつくるためには必要不可欠なものなのです。

しかし成長ホルモンは30歳ごろから分泌量が減っていきます。
それを克服するためにも、質のよい睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌量を少しでも高めることが重要になってくるのです。

さらに睡眠不足になると、男性ホルモンが活性化され、皮脂が過剰に分泌して、ますます毛穴トラブルの原因をつくることになります。

お肌のターンオーバーと成長ホルモンの関係

お肌の新陳代謝と言われるターンオーバーが活発に行われているのは、夜10時から深夜2時までとされています。

この時間帯に、ぐっすりと深い眠り(ノンレム睡眠)に付けば、成長ホルモンが多量に分泌され美しいお肌が作られるということになりますね。

では、そもそもターンオーバーとはどういった現象なのでしょうか。
ターンオーバーはお肌の新陳代謝と言われており、皮膚が新しく生まれ変わることです。

お肌は外側から、表皮・真皮・皮下組織の3層でできています。
ターンオーバーは一番上の表皮で行われているのです。
表皮はさらに4層に分かれており、上から角質層・顆粒層・有棘層・基底層となっています。

基底層で新しい細胞が誕生し、14日間ほどかけて上の層に押し上げられていきます。

一番上の角質層まで押し上げられた細胞は、角質細胞となって次の新しい細胞に押し出され、アカとなって自然にはがれ落ちていくでしょう。
この期間も14日間ほどです。

この表皮の細胞が誕生し自然にはがれ落ちるまでの工程をターンオーバーといいます。

ターンオーバーの周期は顔の皮膚の場合、20代で約28日間といわれています。
年齢を重ねるごとにその周期は遅くなってくるのです。
すなわち、ターンオーバーがキレイなお肌を持続できる周期であるということになります。

年代別のターンオーバーの目安は、
30代で約40日間
40代で約55日間
50代で約75日間
60代で約90日間

年齢を重ねると、シミが残りやすくなり、傷が治りにくくなるというのは、お肌の生まれ変わりが遅くなるからなのです。

ターンオーバーの周期が乱れると、
・お肌がくすむ
・シミやシワができやすくなる・増える
・皮膚が硬く・ざらざら肌になる
・お肌にハリや弾力がなくなる
・毛穴の開きが目立つ
・敏感肌・乾燥肌になる
・ニキビ・炎症などが治らない
などのお肌・毛穴トラブルが起こります。

ターンオーバーが乱れない生活を送ることが、健康的で美しいお肌づくりには欠かせません。

ターンオーバーが乱れる大きな原因の一つは、睡眠不足です。
睡眠中にターンオーバーも、成長ホルモンの分泌も行われているのです。
毎日、寝不足を繰り返す生活を送っていては、お肌は新しく生まれ変われません。

次からは、質の高い睡眠をとるための方法を説明していきます。

睡眠の質を高める方法


1.太陽の光を浴びて起きる

人には体内時計があり、その1日のサイクルが24時間ではないため、睡眠に支障がでるといわれています。

体内時計は25時間サイクルといわれているのです。
この体内時間を24時間にリセットする方法が、太陽の光を浴びることです。

1日24時間の生活リズムが作られ、朝の光を浴びることで、セロトニンというホルモンの分泌を促す作用も得られます。

セロトニンが分泌されると、精神が安定し、日中のストレスを軽減する効果があるでしょう。

夜になると、成長ホルモンの分泌を促すメラトニンというホルモンが分泌されます。
メラトニンは、体内時計のリズムを整える役目をし、睡眠を促して良質な睡眠をもたらす作用があるのです。

しかしメラトニンの分泌は、セロトニンの分泌が必須である、という特徴があります。
セロトニンがきちんと分泌されていることで、メラトニンの効果が得られるのです。

そのため朝は太陽の光を浴びて、夜はしっかりと寝るという規則正しい生活を送ることで、メラトニンとセロトニンが分泌され、成長ホルモンの分泌もより促されるでしょう。

2.就寝前にスマートフォンを操作しない

睡眠を促し、良質な睡眠をもたらすメラトニンの分泌を促すためには、夜には明るい光を浴びないことです。

とくにスマートフォンの光、ブルーライトは太陽の光に近い特性があるため、脳が誤認識していまい、覚醒状態になり兼ねません。

またブルーライトには、メラトニンの分泌を抑制する働きがあります。
布団に入ってからスマートフォンを操作すると、メラトニンの分泌が減少し眠りも浅くなり、また体内時計も狂ってしまうのです。

布団に入る2時間前にはスマートフォンの操作をやめることで、深い眠りにつくことができます。

3.就寝前のアルコール、カフェイン摂取を控える
アルコールを飲むと、すぐに眠りにつけるという人も多いでしょう。
しかし体内のアルコールを分解するために、アセトアルデヒドという成分が活動し始めます。

アセトアルデヒドによって、レム睡眠に入ることができず、浅い眠りのノンレム睡眠を長時間続けることになるでしょう。
就寝前のアルコールは、実は良質な睡眠の妨げになっているのです。

コーヒーや紅茶・緑茶・タバコなどカフェインを多く含むものは、交感神経を刺激して、脳を興奮状態にしてしまいます。
寝つきの悪い状態をつくってしまうため、就寝前のカフェインの摂取は控えましょう。

4.毎日同じ時間に布団に入る
せっかく整えた体内時計を狂わせないためにも、毎日同じ時間に布団に入るよう習慣づけましょう。

決まった時間に続けていけば、その時間が近づくと自然に眠くなってきます。
寝つきも良くなり、質の高い睡眠がとれます。

質の良い睡眠を妨げるNG行為

睡眠時間が長ければ、質のよい睡眠がとれたというわけではありません。
お肌の新陳代謝タイムといわれる夜10時から深夜2時までの間に、成長ホルモンが大量に分泌される深い眠りに達することが大切です。

しかし日常からこんな習慣はありませんか?
美しいお肌を取り戻すために、やっていけない質のよい睡眠をじゃまするNG行為を紹介します。

1.週末に寝だめするのはNG
せっかく整えた1日24時間の体内時計が乱れてしまうのです。

2.夜はシャワーだけで済ませるのはNG
湯船にゆっくり漬かることで、身体が温まりリラックスし、心地よい睡眠をもたらします。
就寝の約1時間前までには入浴は終わらせておきましょう。

3.夕食の豪華料理はNG
食べ物の消化時間に2〜3時間は必要だといわれています。
お肉や脂っこい料理はさらに時間がかかります。

胃の中に食べ物が入っていると、もたれ感で深い眠りにつけません。
就寝の3時間前までには夕食を終わらせましょう。

4.夜のランニングはNG
ランニングをした体は興奮状態になり、体温も上昇します。
人は体温が下がると眠くなるため、就寝前のランニングは寝つきが悪くなります。

(まとめ)質の良い睡眠が毛穴の開きを解消する

1.美肌の大きな役割・成長ホルモン
2.お肌のターンオーバーと成長ホルモンの関係
3.睡眠の質を高める方法

毛穴レスの美しいお肌は、スキンケアや毛穴ケアなど外側からのアプローチだけでは作ることができません。

美肌をつくる成長ホルモンが盛んに分泌している時間に、深い眠りに達することがとても大切です。
毎日、質の高い睡眠を得るためにも、日々の生活を見直し、理想の美肌を取り戻しましょう。