石鹸を併用することで、肌の潤いが変わってきます


洗顔は肌に溜まった不要な皮脂や古い角質をはじめ、メイク汚れやほこり、汗などの汚れを洗い流して、肌をキレイに保つことを目的としたスキンケアです。

確実に汚れを落とすために洗顔料を使うのが望ましいですが、乾燥肌や敏感肌など、刺激に弱い肌質だと、洗顔フォームを使ったことで余計な負担を与えてしまう恐れもあります。

その結果から必要な皮脂まで除去してしまい、潤いが失われてしまっては、意味がありません。

とは言っても、自分の肌質に合った洗顔料を探すのは非常に手間がかかりますよね。

そういったことから、ムリのない範囲で肌質を改善させる方法として、洗顔フォームだけではなく、3日に一回は洗顔時に固形石鹸を使うことが見直されてきています。

石鹸には余計な洗浄成分が配合されていないため、洗顔の本来の目的である汚れ除去を十分果たします。

「石鹸で顔を洗うと、肌がつっぱってしまうので使いたくない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、つっぱってしまうのは、肌がまだ石鹸に馴染んでいない最初のうちだけです。

また石鹸での洗顔は非常にシンプルなので、忙しい時は時間の短縮にもなります。洗顔フォームと固形石鹸を併用していくことで、乾燥肌が改善していき、肌に自然な潤いが戻ってきます。

手間をかけすぎた洗浄は、かえって肌に負担をかけてしまいます。3日に一回の割合で、石鹸を使ったシンプルな洗顔をしていくことで、健康な肌を取り戻していきましょう。

固形石鹸の効用とは?

「石鹸で洗顔をすると、肌がつっぱる」「石鹸で洗うと、肌が乾燥してしまう」石鹸に対して、どうしてもこのようなイメージをもってしまいますが、肌がつっぱるのは使い始めのうちだけです。さらに石鹸は乾燥肌にてきめんの効果をもっているのです。

洗顔料の中には、石油由来の「合成界面活性剤」を配合したものがあります。そういった洗顔料で顔を洗うと、しっとりと保湿されたような感じがしますが、実際のところミネラルオイルが肌に残っているだけなのです。

さらに「合成界面活性剤」は肌に必要な分の皮脂まで取りすぎてしまう恐れがあり、肌を乾燥させる原因にもなります。

石鹸は「合成界面活性剤」が使われておらず、洗浄力が強すぎることがありません。とくに「牛乳石鹸」は、「天然の油脂の保湿成分」や「鹸化の途中で精製されたグリセリン」といった、肌を保護してくれる成分が配合されています。

石鹸は的確に汚れを洗い落として、なおかつ洗顔後も保湿効果を果たしてくれる優れた洗浄剤なのです。

石鹸を併用した洗顔は、ムダな肌のトラブルを避けることができます。そして石鹸を使い続けることで、肌はどんどんと健康になっていくでしょう。

固形石鹸の効用を知ろう


石鹸は手間暇をかけて作られていますが、それだけ肌に刺激を与える化学成分を使わず、自然に根付いた豊かな成分が配合されています。

ここでは、石鹸を使うことで、具体的にどんな効果が出てくるのかを紹介していきましょう。

1.肌にとって適度な潤いを保持してくれる
「石鹸には界面活性剤が使われているから、肌に悪い」というイメージがありますが、そもそも「界面活性剤」の「界面」とは、水と油などの本来混ざり合わないもの同士の「境界面」のことを指した言葉です。

「界面活性剤」は水と油を混在させる役割があり、洗浄剤に「界面活性剤」が使われているのも、水洗いで油汚れを落とすために必要なものなのです。

石鹸には、石油などの合成成分で作られた「合成界面活性剤」の代わりに、

・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム

という天然成分を配合がされており、これらが「界面活性剤」の役割を果たしてくれています。

「界面活性剤だから、なんでもかんでも肌に悪い」というわけではありません。「界面活性剤」の役割を正しく理解して、どのような「界面活性剤」が使われているのかを知っていきましょう。

2.化粧水などの浸透がよくなっていく
石鹸は天然の「界面活性剤」が使われているため、不必要に皮脂を落としすぎません。それによって肌がみずみずしく保たれるため、洗顔後は化粧水や美容液がよりよく浸透していきます。

化粧水の浸透がいいと、メイクのノリもよくなり、お化粧の効果を高めてくれます。

3.毛穴ケアにも効果的
必要な皮脂まで取り過ぎず、的確に不要の皮脂と古い角質を洗い落とせる効果のある石鹸は、毛穴ケアにも効果を発揮します。

不要となった皮脂や角質は、毛穴を詰まらせる原因にもなり、結果として毛穴を広げてしまいます。石鹸洗顔は毛穴の詰まりを予防してくれる効果もあり、肌のくすみを改善してくれます。

毛穴をキレイに保つことで、ニキビの予防にもなります。

4.ニキビが改善される
ニキビの原因の一つは、皮脂の過剰分泌とされています。不要な皮脂や角質が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビの元になります。

石鹸は、必要な皮脂を落としすぎずに、余分な皮脂を洗い流せるので、ニキビの改善にも役立ちます。皮膚科でもニキビケアとして石鹸での洗顔を勧めることが多く、実際に「石鹸を使い始めたら、ニキビが治った」という方がたくさんいらっしゃいます。

ニキビにはいくつかの種類に分けられます。

・白ニキビ
・黒ニキビ

この2種類のニキビはいずれも炎症ではなく、毛穴に皮脂が溜まった症状ですので、正しい洗顔方法を守って丁寧に肌をいたわることで、自然と改善されていくでしょう。

・赤ニキビ

赤ニキビと呼ばれる種類のニキビは、毛穴内部が赤く炎症を起こしてしまった状態です。患部を刺激するとさらに悪化してしまうので、洗顔後は炎症を抑える塗り薬を使っていくといいでしょう。

肌荒れを治すには、シンプルなスキンケアが一番とされていますので、石鹸での洗顔がおすすめです。

5.石鹸はどんな肌質にも効果を及ぼします
赤ちゃんは皮脂が少なく、体を洗うにもどんな洗浄剤を使えば迷ってしまいますが、小児科では石鹸で赤ちゃんを洗うことを奨励しています。

そういったことからも、石鹸は万能の洗浄剤とも言われており、「普通肌」はもちろんのこと

・混合肌
・オイリー肌
・乾燥肌

など、どんな肌質にも効果を発揮します。

石鹸での洗顔方法とは?


どんな肌質にも石鹸は効果を発揮してくれます。ここでは石鹸洗顔の方法を紹介していきましょう。

1.しっかりと手を洗い、泡立てること
石鹸洗顔の方法とは言っても、いたってシンプルであり、難しいことは何もありません。

・まずはしっかりと手を洗うこと
・肌に優しく泡立てること

の2点のポイントさえ守れば、誰でもできることです。

洗顔の前は必ず手をしっかりと洗いましょう。手に汚れが付着したままだと泡が吸収されてしまい、泡立ちが悪くなります。

たっぷりと泡立てることが大切ですので、手だけで泡立てられなければ、泡立てネットを使ってみましょう。

2.泡で顔を包み込んで刺激を与えず、優しく洗う
洗顔は熱すぎず、冷たすぎない程度のぬるま湯を行いましょう。水温が高いと、肌の保湿に必要な皮脂まで取り過ぎてしまい、水温が低いと、皮脂がきれいに流れ落ちません。

ぬるま湯を少しずつ足していき、クリームのようになるまで泡立てていきましょう。

しっかり泡立てたら、顔を包み込むようにして洗っていきます。石鹸洗顔のポイントは、泡で顔の汚れを落としていくことであり、手で肌をこする必要はありません。

手でこすると、肌に余計な負担をかけてしまいますので、優しく泡を転がして、汚れを吸着していきましょう。

3.洗い残しがないように、丁寧にすすぎましょう
フェイスラインなど、泡が残りやすいところに気をつけて、ぬるま湯でしっかりとすすいでいきましょう。もちろん、ムリに顔をこすることはNG行為です。

石鹸成分が肌に残ってしまうと、肌荒れの原因になる恐れがあります。隅々まで丁寧に泡を洗い流していくことが大切です。

4.タオルで優しく顔を拭いて、保湿を忘れずに
すっかり泡を洗い流したあとは、清潔なタオルで拭きましょう。この時もタオルでゴシゴシと顔をこするのはいけません。優しくタオルを押し当てて、肌に残った水分を吸わせるようにします。

十分にタオルで拭き取ったあとは、最後のお手入れとして、化粧水などで肌の潤いを整えて保湿を忘れずに行ってください。

石鹸を使うことで、美肌効果を高める

石鹸洗顔は時間がないときに簡単に済ませられるだけではなく、肌に負担をかけないことからも、美容にとって最適のスキンケアです。さっぱりした洗い上がりは心地よく、肌が健康になっていくことが実感できます。

1.肌の悩みに合った石鹸を探そう
「肌は弱酸性だから、アルカリ性の石鹸で洗浄するのはよくない」という意見を聞くことがありますが、アルカリ性の石鹸を使っても、肌はちゃんと自然に弱酸性に戻ります。

弱酸性の合成成分が入った洗顔料を使うより、石鹸での洗顔の方が肌に余計な負担をかけません。

「石鹸を使うと、どうしても肌がつっぱってしまって、気にしてしまう」という方には、

・ヒアルロン酸
・シアバター
・スクワラン

などの美肌成分が配合された石鹸がおすすめです。これらの成分は肌のツッパリを防いで、洗顔後も肌をしっとりとさせる効果があります。

石鹸にはさまざま種類がありますので、肌の悩みに合わせて、使い分けていきましょう。

2.石鹸はメイク落としにも使える
石鹸はそのシンプルな成分から、メイク落としにも効果的です。実はクレンジング剤を使わなくても、石鹸だけでファンデーションが落とせます。

マスカラやアイラインなど、ポイントメイクには専用のリムーバーが必要ですが、濃いメイクではないかぎりしっかり二度洗いさえすれば、お化粧は石鹸できちんと落とせます。

肌の健康状態があまりよくなく、また肌質が低下していて、「洗浄力が高いクレンジング剤だと肌を痛めてしまう」という方は、石鹸を代用してみてはいかがでしょうか?

もちろん、肌質によっては石鹸が合わない場合もあります。石鹸に配合されている保湿成分の中でも、

・防腐剤
・着色料

といった添加物は、肌の健康保持、肌質の改善にとって、障害となってしまう恐れがあります。

合成成分が入った石鹸での洗顔はスキンケアにはなりませんので、購入時の際は注意が必要です。

(まとめ)石鹸洗顔を併用することで、肌のお手入れがアップする


石鹸洗顔は皮膚科医も勧める、効果の高いスキンケアです。とくに乾燥肌や敏感肌で、「毎日の洗顔が肌に余計な刺激を与えてしまうのでは?」と、不安になっている方にとって、適した洗顔方法と言えるでしょう。

1.石鹸に配合されている「界面活性剤」は天然成分のため、肌に負担をかけない
2.乾燥肌やニキビといった肌荒れの予防、改善にも役立つ
3.シンプルな洗顔方法で、忙しい時でも簡単にできる

そういったことから、3日に一回はシンプルな石鹸洗顔で肌をいたわるという方が増えています。石鹸洗顔を併用して、肌のお手入れを行き届かせていきましょう。